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ペットボトル再使用の試み 使い捨てせず洗浄ペットボトルを、一升瓶やビール瓶のようにリユース(再使用)する実験が始まった。首都圏を中心とする10生協で構成する「パルシステム生活協同組合連合会」(東京)が、神奈川や山梨の生協組合員の参加を得て行っている。「全国で初めての試み」と言い、その取り組みが注目されている。 実証実験に用いるリユースペットボトルは、パルシステムの子会社エコサポート(東京)が開発した。洗浄しやすい形状にしたり、ボトルの口の部分の強度を高めたりするなど様々な工夫をこらした。また、開栓したときにふたの一部がボトルに残らないような仕組みにした。 同連合会は今年9月、神奈川、山梨の生協組合員を対象に、このリユースペットボトル入りの水(1・5リットル、4本で520円)を約2000本販売した。組合員から空になった容器を回収、洗浄し、再度、水を入れて販売する。12月まで3回繰り返して、同じペットボトルを再使用する。今回の実証実験でボトルの耐久性や回収率、消費者の意識調査などを行い、実用化を検討する。 エコサポートの小沢一郎さんは「ドイツなど海外ではリユースの事例がある。ペットボトルのリユースは使い捨てよりも環境負荷が少なく、廃棄物削減につながる。生協の組合員だけでなく、一般の人にも関心を持ってもらいたい」と話す。 これまで日本ではペットボトルのリユースが進まなかった。再使用することで容器に細かな傷が付き、汚れているように見えて敬遠されるおそれのあることが大きな理由だ。 PETボトルリサイクル推進協議会によると、ペットボトルの生産量は90年代後半から大きく伸びた。2001年度は約40万トンだったが、05年度には約53万トンに。自治体などによる分別収集も進み、使用済みペットボトルの回収量は05年度、約35万トン(回収率65・6%)に増加した。細かく粉砕した後に、カーペットなどのインテリア、文具、衣類など様々なものにリサイクルされている。 経済産業省のリサイクル推進課長、安藤晴彦さんは「リサイクルは進んでいるが、リユースの方がより環境負荷が少ない。国としてもリユースをもっと広げていきたいと考えている。パルシステムの取り組みをきっかけに、リユースの動きが広がることを期待している」と話している。 (2007年10月16日 読売新聞)
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