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家事は工夫、ときどき家事代行業者を活用

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充電式でハンディタイプの掃除機を置いておけば、こまめに掃除をするのが苦にならないという(東京都内の吉森さん宅で)

のんびり休日のために

 働く女性にとって、掃除や洗濯などの日常の家事をいかに片づけるかは、大きな関心事。自分なりの方法で乗り切っているという人は多い。家事代行業者を活用するタイプ、小さな工夫を積み重ねるタイプ、あなたはどっち?(伊藤剛)

 千葉県柏市に住むA子さん(52)は夫婦、子ども2人の4人暮らし。平日は夫婦ともに仕事に追われ、忙しい日々を送っているが、家の掃除、洗濯はA子さんが担っている。A子さんが1年前から利用しているのが家事代行サービスだ。毎週金曜日に、部屋の掃除や洗濯などを依頼している。1回3時間の利用で、費用は約9000円。1か月では3万6000円ほどになる。

 「土曜日は一日中掃除に追われていた。しかし、家事代行サービスを活用するようになって、時間に余裕ができた。きれいな部屋で目覚めるのはとにかく気持ちいい。費用は高いとは思っていません」と話す。

 A子さんが利用する家事代行業者「コンセント」(千葉市)代表の田中健司さんによると、利用者の8割は共働きの女性で、年齢は30〜50歳代。平日の金曜日に依頼する人が多い。「休日を、自分の趣味や家族とのだんらんに活用するために使っているようだ」と田中さんは言う。

 生活コラムニストのももせいづみさんは、「家事をフルタイムで行う家政婦さんではなく、週1回、1日数時間の『プチ家政婦』とでも言うようなサービスがここ3年ぐらいで増えた。一般家庭でもサービスが利用しやすくなったのではないか」と分析する。最近では、コンビニエンスストアでチケットを購入し、予約できる会社も登場している。

 東京都練馬区のフリーライター吉森福子さん(36)は会社員の夫と小学生の子ども2人の4人暮らし。吉森さんは細かな工夫の積み重ねで家事の時間短縮に努めている。

 食材などの買い物は生協の宅配で週1回。子供服などの普段着も通販で済ませ、義務的な買い物を極力減らしている。

 掃除機は充電式の小型タイプにこだわる。すぐに使える場所に置いておき、気づいた汚れにはこまめに掃除機をかける。これによって休日に行う全体の掃除を簡単に済ませているという。「毎日の小さな工夫の積み重ねで家事を短縮し、休日に時間を作り出すのは可能」と吉森さん。

 不動産会社のコスモスイニシア(東京)が1月に実施したインターネットのアンケート調査によると、平日の平均家事時間は、働く女性が3・13時間で、専業主婦より1・35時間少なかった。一方、休日の平均家事時間は、働く女性が4・21時間で専業主婦(3・95時間)より多かった。

 ももせさんは「まずは家事を効率化する工夫をしてみて。家事代行業者を使う場合も必要なサービスに絞ることで費用を抑えられる。各社のサービスを比較し、家計とのバランスを考えながら利用したい」とアドバイスする。

 家事代行業者を頼む際のコツ(ももせいづみさんによる)

 〈1〉選ぶ際は料金やサービス内容を必ず数社で比較する。会社により料金、サービスはかなり異なる。年会費、登録費、派遣される家政婦さんの交通費の有無なども。

 〈2〉スムーズに頼むためには、「してほしい家事」「してほしくない家事」の内容をメモに残す。他人を家に入れる場合のトラブルを避けるためには明確化するのが大切。

 〈3〉道具類はまとめて置いておく。不在時に仕事を頼む場合が多いため、相手に的確に指示を出すのは難しい。道具の置き場所を1か所にまとめ、収納を分かりやすくするのが効果的だ。

2008年6月26日  読売新聞)
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