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[支えあって子育て]ハイハイの前に 筋力つける腹ばい遊び助産師のグループがハイハイ前の赤ちゃんに「腹ばい遊び」を勧めている。歩き始めるようになったときに、しっかり体を支えられる筋力をつけようという狙いからだ。遊びの一つとして気軽にやってみたい。 赤ちゃんを腹ばいにさせて、「お背中流そ、ひとーつ、ふたーつ」と歌を口ずさみながら、背中をなでる。赤ちゃんは頭をぐっと持ち上げて隣の赤ちゃんを見たり、前に置かれた人形を見つめたりして、周囲に興味津々な様子だ。助産師の吉川元子さんが千葉県松戸市などで母子を対象に行っている教室では、こんなふうに赤ちゃんを腹ばいにさせてのマッサージを教えている。 吉川さんが所属する助産師グループ「NPO法人母子整体研究会」(京都市)では、ハイハイ前の赤ちゃんに腹ばいで遊ばせることを提唱する。「体をしっかり支える筋力がつき、バランス良い安定した歩行につながる」と同会副代表理事の吉田敦子さんは説明する。 最近は自分でお座りできるようになる前に、赤ちゃんがすっぽり入れるイスに長い時間座らせるなど、成長段階のステップを急ぐ親もいる。「月齢にあった遊びで楽しく発達を促しましょう」と吉田さん。 吉田さんは健診などで、体をこわばらせて抱きにくい子や、寝ている姿勢が不自然に反っている子をよく見かける。こういう状態の場合も、腹ばいにして背中を軽くさすってあげると、赤ちゃんの体がほぐれ、世話もしやすくなるという。ただし、腹ばいになっても体が反り返るような場合は、まず赤ちゃんを丸く包むように抱くなど体を柔らかくしてから、腹ばいにしてみるようアドバイスしている。 ベビーベッドの中で腹ばいにさせ、赤ちゃんの前に行って「お顔見えたね〜」と話しかけたり、お風呂上がりにタオルでふくときに腹ばいにさせたり、赤ちゃんが起きている時間ならいつでもできる。うまくできないときは、手を前に出し、巻いたバスタオルを脇の下に当てるといいそうだ。 葛飾赤十字産院(東京)の院長で小児科医の三石知左子さんは、「腹ばい遊びをしないとダメというものではありません」としたうえで、「発達には個人差があり、腹ばいが嫌いな赤ちゃんもいるので、遊びの一つとして気軽に親子で楽しむといいのでは」と話している。 (2008年9月8日 読売新聞)
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