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エイボン女性大賞を受賞した1級建築士小林 純子さん

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撮影・増田教三

 外資系化粧品会社からの受賞の知らせに驚いた。「化粧っ気のない建築の世界で仕事をしてきて、化粧品とはまったく無縁の生活でしたから」と笑う。

 駅や施設などの公衆トイレ設計の第一人者。美しく使いやすいトイレづくりに取り組み20年になる。これまで、200か所以上の設計を手がけてきたことが評価された。

 「手に職を付けたい」と建築士を目指して宮崎県から上京し、大学の住居学科を経て、設計事務所に就職。夫の転勤に伴い、札幌、仙台に転居しても設計の仕事を続けてきた。

 「4K」(汚い、暗い、怖い、臭い)と、敬遠され気味だった公衆トイレを快適な空間に変えようと、1988年に、ある町が女性建築士による公衆トイレ作りに取り組んだ。その仕事を依頼されたのが、転機となった。

 「女性にとってトイレは、用を足す以外に、化粧直しをするなど大切な場所。だから、やりがいがあるんです」

 高齢化社会の到来で、誰もが使いやすいトイレは今後、さらに求められる。「受賞が後輩の女性建築士の励みになるように頑張っていきたい」(生活情報部 岡安大地)

 (こばやし じゅんこ)さん 64

2008年11月19日  読売新聞)
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