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夜間保育 サービス充実10時まで延長 雇用主が支援も深夜勤務や残業のある働く母親たちにとって、夜間の子どもの世話を頼める保育サービスは欠かせない。最近は夜間保育など保育サービスが充実してきている。上手に活用しながら、子どもと一緒にいるときは気持ちを切り替えて、ゆったりとした心持ちで接したい。(小坂佳子) 東京都内の会社員、北村有理さん(35)は小学生の長男と保育園児の長女との3人暮らし。ほぼ毎日残業があり、帰宅はたいてい午後9〜10時になる。そのためファミリーサポートセンター(地域の人が子どもの世話をしてくれる有償ボランティア)を毎日利用している。保育園や学童保育へのお迎えと自宅での世話を頼んでいる。 「保育園も学童も6時ごろまでなので、ファミリーサポートセンターがなければ仕事を続けられない」と北村さん。とはいえ「長時間労働で、子どもに目が行き届かない。この生活を続けていていいのか心配です。でも、生活がかかっているので会社を辞めるわけにもいかない」と、複雑な心境をのぞかせる。 残業など夜間も働きながら子育てするには、夜間保育やベビーシッターなどの利用が不可欠だ。働く親をサポートするため、雇用主側が支援するケースも増えてきた。 マスコミ業界では日本テレビ放送網が、夜間の緊急呼び出しに備え、24時間いつでもベビーシッターを派遣する体制をとっている。 また、看護師や医師向けの院内保育所で24時間運営するところが増えている。厚生労働省によると、24時間保育の運営費補助の申請件数は、2006年度の560件から07年度は623件になった。 午後10時まで延長保育を行う保育園や学童保育が増加するなど、民間の保育サービスも充実してきた。ベビーシッター派遣のポピンズコーポレーション(東京)では、ベビーシッターの利用が小学生以上にも広がってきており、利用対象年齢を従来の「12歳まで」から「18歳まで」に引き上げた。 同社の井上直子さんは「夜間の世話を一人のシッターに任せきりにすると、シッターが病気のときなど困ることがあります」と言う。ある母親は、一人のシッターに毎日保育を頼んでいたら、シッターが過労で倒れてしまったという。「子どもの世話を頼める人を、普段から何人か見つけておくことが大切」と井上さんは話している。 子供の接し方 時間厳守・休日は遊んで24時間保育を行っている東京都新宿区の「エイビイシイ保育園」園長、片野清美さんは、夜間に保育園やベビーシッターを利用している親に、子どもの接し方について以下のアドバイスをしている。 〈1〉保育園で夕食をとらない場合でも、生活リズムを維持するために、子どもはおおよそ決まった時間に夕食をとるようにする。 〈2〉預け先への迎えや帰宅の時間は厳守する。深夜の迎えでも、約束を守ることは子どもにとって愛情のバロメーターになる。 〈3〉忙しいと「早くしなさい」と強い口調で子どもをせかすことが多くなるので、子どもと絵本や音楽を楽しんだり、自分の趣味の時間を作ったりして気持ちに余裕を持つ。 「子どもに接する時間が少なく、子どもがかわいそうだと思い悩む母親もいますが、仕事は辞められないのだから、悩んでも仕方がありません。きちんとした預け先であれば子どもは大丈夫。親は休日にたっぷり遊んであげて」と片野さんは話す。 (2008年11月20日 読売新聞)
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