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夢や目標を地図にして 毎日眺めて意識持続

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林さんの宝地図は、簡単に作り替えられるように、コルクボードに画びょうで写真や目標を書いた紙をはっている(東京都内で)

 自分の夢や目標を描いた「宝地図」「ドリームマップ」などと呼ばれる絵図が、働く女性に注目されている。

 大きな用紙に自分の夢を写真や文字で表し、これを日常的にながめるのだ。夢の絵図を作ることが自分を見直す機会になったり、仕事の充実につながったりしているようだ。(小坂佳子)

 東京都内の自宅でヒーリングサロンを経営する林ゆう子さん(45)は3年前に書籍を通じて「宝地図」を知った。見よう見まねで、自分の夢や目標を写真やイラスト、雑誌の切り抜きなどを使って大きな紙などに描く宝地図を作成した。

 当時、思い描いた仕事の夢は、「行列のできるサロンになる」。ところが、夢はなかなか実現しそうになかった。宝地図のセミナーに参加するなどしてわかったのは、「自分が心から望んでいないことは、実現しない」ということだった。林さんは「『行列のできるサロン』と書いたけれど、私は朝から晩までサロンで施術したいのか」と問い直した。

 地図は何度作り直してもよく、林さんは作り直しているうち、「サロンをやりながら、今までの経験を生かして、本を出版したり、セミナーを主催したりしたい」と、自分の進みたい方向が見えてきたという。「何度も作り直すことで、自分は何をしたいのか、自分との対話ができる。そして、自分がどんなことに幸せを感じるかを知ることができる」と林さんは言う。

 名古屋市の会社員、長谷川直美さん(41)は、夢の地図を作ったことで、仕事に対する意識が変わったという。

 長谷川さんは1年半ほど前、夢の絵図を作る「ドリームマップ」のセミナーを受講した。「夢なんて今更考えなくなっていた」ものの、半信半疑で作ったマップを写真に撮って職場でも見られるようにしておいた。

 仕事は営業部門の事務。日々の仕事を淡々とこなし、新しいことに挑戦しようなどと考えたこともなかった。しかし、マップに「社内教育の専門部署を立ち上げる」と書いていたせいか、「職場活性化策を何か考えて」と突然声をかけられたとき、人材育成について提案できた。「以前の私だったら、やったことのない仕事が来たとき、失敗を恐れて挑戦できなかったと思う。でも、マップを作ってからは、やってみないとわからないと思えるようになった」と話す。

 その後も、新しいことに挑戦し続け、周囲からの評価も変化してきたと実感している。

 夢の絵図は家に置くだけでなく、写真に撮って職場に置いたり、手帳に挟んだりしておく。そうすることで、自分の目標が常に意識され、情報やチャンスを手に入れやすくなるようだ。また、夢を人に知ってもらうことで、応援してくれる人が現れたり、情報が入りやすくなったりする。

 長谷川さんが受講した「ドリームマップ」のセミナーを行っている「エ・ム・ズ」(名古屋市)社長の秋田稲美さんは、「毎日、ドリームマップを見ることで、私はこんなことがしたいんだというワクワクした気持ちが持続し、物事に前向きに取り組むようになっていきます」と話している。

ドリームマップの作り方(秋田さんの話を基に)

 〈1〉自己分析する。自分は何がやりたいのか、何ができるのか、周囲からどのような期待を寄せられているのかなど。

 〈2〉A1サイズの用紙を4分割し、「物質的な面での自己実現」「精神的な面での自己実現」「社会への貢献」「他者への貢献」について自分の夢を描いていく。自分の写真や雑誌の切り抜きをはったり、文章を添えたり形式は自由。

 〈3〉夢の実現に向けて、行動計画を立てる。

 〈4〉ドリームマップを見えるところにはって毎日眺める。

2009年1月29日  読売新聞)
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