「産みの苦しみ」その次は
「産後白書」市民団体が作成・配布
市民団体が産後の女性にアンケートやインタビューを行い、「産後白書」としてまとめた。半数以上が「(妊娠中と比べて)体は楽になっていない」と答えており、家事などの手助けが十分得られず、大きな負担を抱えがちな実態が見える。
白書を企画したNPO法人「マドレボニータ」(事務局・東京)は、産後女性の心身の回復を助けるプログラムを開発している。昨年7月から今年1月にかけてアンケートを行い、産後1か月から3年の620人から回答を得たほか、インタビューや座談会も行った。
それによると、「産後、体は妊娠中より楽になりましたか」という質問には、58%が「いいえ」と回答。不調の内容としては肩こり、腰痛、体力低下、イライラ、骨盤周りの違和感、乳房のトラブルなどが挙がった。
家事などのサポートが必要な産前産後に、実家に里帰りした人は57%で、残りの43%は自宅で過ごしていた。また、家事を頼んだ相手は実母(27%)を抜いて夫(30%)がトップ。「出産の高齢化とともに祖父母も高齢化し、親に頼れない人も増えている」と分析している。
自由回答では、義父母や夫に遠慮して家事を頼めなかったり、実母が手伝いに来たものの勝手が分からずあれこれ聞かれたりして、「疲れた」「つらかった」という声も。白書はこうした声を受け、手伝いに来てくれる人との打ち合わせ、家事育児支援サービスの申し込みといった準備策を提案している。産後の夫婦関係などについての経験談も紹介されており、これから出産する人の参考になりそう。
1冊500円(送料100円)。インターネットのサイト(http://plaza.rakuten.co.jp/sangohakusho/)で購入できる。インターネットが見られない場合は、氏名、住所、電話番号、希望冊数(2冊まで)を明記し、ファクス(03・6762・3650)で申し込む。
(2009年5月31日 読売新聞)