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里帰り出産と夫婦仲の関係「影響なし 夫の協力姿勢次第」里帰り出産をしたかしなかったかよりも、夫の育児協力姿勢の有無が、3年後の夫婦仲に影響する――。3歳児の母親を対象に行われた調査で、こんな結果がまとまった。 先月埼玉県和光市で開かれた日本母子看護学会で、東京都大田区の保健師、林友紗さんが発表した。仕事で多くの妊婦と接する中で、長期間里帰りする人が意外に多いと感じたのが調査のきっかけ。夫の育児参加の機会が減り、その後の夫婦仲に影響するのでは――と考えたという。 調査は昨年9〜10月、同区の3歳児健診に訪れた保護者250人に質問紙を配布して行った。里帰り出産は「産後3週間以上、妻が実家などに滞在すること」と定義した。有効な回答のあった213人中、里帰り出産をした人は約4割の87人。その理由で最も多かったのは「身の回りの世話をしてくれる人がいない」だった。 里帰りしなかった人の理由は、「自分や夫の家族が手伝いにきてくれた」「夫の協力が期待できた」「自分や夫の家族と同居している」などが多かった。 3年後の夫婦仲は、「夫との関係に満足している」「夫は魅力的な男性だと思う」など計10項目の質問への答えをもとに点数化した。点数が高いほど夫婦仲が良いことを表す。里帰りしたグループとしなかったグループとで、その点数を比べたところ、差はみられなかった。里帰り期間の長短、夫との面会の多少で比較しても、差はなかった。 その一方で、里帰りしなかった人にその理由を尋ねた質問で、「夫の協力が期待できた」に「はい」と答えたグループは、「いいえ」と答えたグループよりも夫婦仲の良さを示す点数が高かった。 林さんは「里帰り出産をしなかった人の中でも、夫の協力が得られた人とそうでない人がいて、その差が3年後の夫婦仲に影響していた」と分析。「里帰り出産した場合でも、夫の姿勢次第で、その後の夫婦仲を良好に保てることがうかがえる」と話している。 (2009年7月25日 読売新聞)
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