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田中麗奈主演「犬と私の10の約束」に犬10匹応援団

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犬10匹応援団も大集合し、てんやわんやのフォトセッション

 映画「犬と私の10の約束」の完成披露試写会が27日開かれ、主演の田中麗奈さん、父親役の豊川悦司さん、主人公の幼なじみ役の加瀬亮さん、本木克英監督の舞台挨拶に、CMで人気のチワワ犬・クーちゃん、ブログで人気の富士丸ら10匹が「犬10応援団」として駆けつけた。

 インターネットで作者不明の詩として広まった「犬の十戒(じっかい)」をモチーフにしたこの作品は、田中さん演じる斉藤あかりが14歳のときに飼い始めたゴールデン・レトリーバー犬のソックスとともに育っていく約10年間の物語。犬を飼い始めたあかりが犬に対し「私と気長につきあってください」などの10の約束を交わすことになる。

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斉藤あかり役に「すーっと入っていけた」という田中さん

 今回の映画を通じて「犬の十戒」を知り、田中さんも豊川さんも涙を流したという。加瀬さんは「犬がいると現場がすごく穏やか」といい、会場は犬好きの人たちの熱気にあふれた。

 豊川さんが挨拶しようとすると、舞台を見守る応援団の犬から「ワンワン!」と合いの手が入る一幕も。

 田中さんは、「斉藤あかりはいろんな愛情を受けてのびのびと育ってる子で、役作りはそんなに難しくなかった」と語った。

 映画「犬と私の10の約束」は3月15日から全国ロードショー。

http://www.inu10.jp/

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TV「ペット大集合!ポチたま」に出演中のゴールデン・レトリーバー犬のだいすけ君(左)と映画「花田少年史」のまゆげ犬ジロ役の柴犬・ジロ

映画「犬と私の10の約束」舞台挨拶

涙が「つー」っと流れました

 舞台挨拶ではテレビ東京アナウンサーの亀井京子さんが司会を務めた。

Q(亀井) 「犬と私の10の約束」のモチーフとなった「犬の十戒」。これは、犬から飼い主へのお願いとして書かれた短編詩です。

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主人公の父親役の豊川悦司さん

そこできょうは犬たちを代表して映画はもちろん、テレブやブログで大活躍の犬たちが「犬10」応援団として駆けつけてくれました!きょうは客席の最後尾に応援団専用のステージを設け、ワンちゃんたちも舞台挨拶を観覧します。

Q(亀井) それでは出演者の方々です。まずは田中さん、挨拶をお願いします。

A田中麗奈 斉藤あかりを演じた田中麗奈です。きょうは足を運んでくださいまして本当にうれしいです、ありがとうございます。応援団のワンちゃんも、ありがとうございます。うちの犬も参加させたかったな、と思ってます。きょうはワンちゃんにも見届けてもらいながらの和やかな舞台挨拶になると思います。よろしくお願いします。

Q(亀井) あかりをやさしく見守る父親・斉藤祐市を演じた豊川悦司さんです。

A(犬) ワンワン!

Q(亀井) ワンちゃんも反応していますね!

A(豊川) あー、ワンワワン、ワワンワンワンワンワン、本日はワワンワン。

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(左から)ブログ「富士丸な日々」で人気のコリーとハスキーのミックス犬・富士丸、モコ、映画「クイール」でクイールを演じたゴールデン・レトリーバー犬のクー、ソックス

A(田中) それだけですか!?豊川さん。

A(加瀬) こんばんは。はじめまして。加瀬亮です。えっと、結構、無理のある企画でおもしろいんですけれども、きょうは集まっていただきありがとうございます。映画をぜひ楽しんでいってください。よろしくお願いします。

A(本木) どうも。皆さんこんばんは。やっとこの映画ができ、皆さんの前にお見せすることができます。おととし、撮影を始めて、足かけ2年です。すばらしい出演者のみなさんに恵まれると同時に、100人余りのスタッフの愛情がたっぷりこもった作品になったと思ってます。どうぞ最後まで楽しんでご覧ください。きょうはありがとうございます。

Q(亀井) では、まず田中さんにお伺いします。今回演じた「斉藤あかり」のキャラクターはいかがでしたか。

A(田中) そうですね、あかりはとにかくまっすぐだと思いますね。すごくピュアで心の優しい子だなと思うんですが、ちょっとまぬけなところもあったりとか、ときどき反抗期になったりとか。でも、豊川さん演じるお父さんからもらう愛情や、ソックスにもらう愛情、お母さんにもらった愛情、(加瀬が演じる)進くんとのかわいらしい関係とか、いろんな愛情を受けてのびのびと育ってる子だな、と。だから役づくりはそんなに難しくなくて、函館の町とかあかりが育ってきた環境が自然にあかりを形作ってくれたという感じですね。

Q(亀井) 今回の映画のモチーフは「犬の十戒」、犬との10の約束ですが、これを映画で知ったときはどんな印象でしたか?

A(田中) 最初に読んだとき、泣きました。 涙が「つー」と出てきて。まず最初に心を打たれたのは、「あなたには学校も友達もいます。でも、私にはあなたしかいません」というところ。なんか本当にジーンときちゃって。私も犬を飼っているので、彼女たちは確かに私しかいないんだよな、私はいい飼い主かなぁと思いました。

Q(亀井) 愛犬と約束していることはありますか?

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ドッグトレーナー・宮さん(左)とソックスを見つめる加瀬さん

A(田中) 一緒に寝ること、ですね。忙しいとき、あまり一緒にすごせないことがあったとしても、一緒に寝るとすごくほっとしたりとか、その時間を彼女たちがすごく楽しみにしてくれているような気がして。あとは、目を見て笑顔で話しかけています。

Q(亀井) では豊川さんにお伺いします。台本を読んだときの印象はいかがでしたか?

A(豊川) ページをめくるごとに文字がにじんできて、最後のページでは本当に泣いちゃったっていうくらい、すごくいいシナリオでした。

Q(亀井) 今回、豊川さんは10年以上という長い年月を通しての父親役を演じましたが役作りで工夫した点はありますか?

A(豊川) そうですね。田中さんが演じるあかりちゃんという主人公の女の子が、子ども時代から始まって、大人になってからを麗奈ちゃんが演じます。僕は10年間を通して演じるんで、僕のキャラクターが二人のあかりをうまくつなぐ役割になればなと。その点は本木監督と話しながら気を使って演じました。

Q(亀井) では加瀬さん、今回演じた星進役は、今まであまりないようなまっすぐな役柄ですが、演じてみていかがでしたか?

A(加瀬) 今までもまっすぐだと思っていろんな役をやってきたんですが…。今回、演じてて気持ちがきれいな人だなということはすごく思いました。

Q(亀井) プロのギタリスト役でしたが、もともとギターを弾いていたんですか?

A(加瀬) ギターはやっていません。なので、実感がない中で監督、先生の指導があってなんとかやりました。

Q(亀井) ソックスとの共演はいかがでしたか?

A(加瀬) そうですね、現場に犬がいてくれるとすごく撮影がおだやかだということに気付きました。普段だったら、例えば、…例えばですけど、録音部さんとかが「おい、加瀬、声小せぇぞ!」と叫ぶようなところでも、犬がいると(優しく)「加瀬君、声小さいよ」と、そういう感じになるので、犬がいたお陰で人と人とが柔らかく接してて心地のいい現場でした。

Q(亀井) 本木監督、今回、本当に豪華なキャストがそろいましたが、キャスティングでイメージしたことはありましたか。

A(本木) まず気が長いこと、犬好きであること、これがこの撮影には必須条件だと思ってました。犬は基本的にお芝居をしませんので、それにあわせてお芝居をしていただけなければいけない、そういう希望だったんですが、みごとそれがかなえられました。この話はごくありふれた平凡な家族と周囲の人たちの話ですので、ここにいらっしゃる豊川さん、田中さん、加瀬さんに自然にやっていただいて、満足しています。

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映画「マリと子犬の物語」のマリ役・柴犬のイチ

Q(亀井) ありがとうございます。きょうの試写会でたくさんの方が見ることになりますが、見どころをお願いします。

A(本木) 見どころはたくさんあります。みなさんがここにいるキャストの誰に感情移入してご覧になるか僕も楽しみです。それだけいろんな世代、男女、いろんな気持ちを持った普通の人々が出てきます。犬を愛する人々ももちろんですが、自分の境遇に似てるなというところが多々あると思います。そのへんが見どころではないかと思います。

Q(亀井) そしてきょうの主役とも言える大事なゲストがまだ登場していません。田中さん、呼んでいただけますか?

A(田中) ソックス!!!ソックスー!

Q(亀井) あかりとともに育って、いつもあかりを見守っていたソックスと、ドッグトレーナーの宮さんにお越しいただきました。

A(宮) こんばんは。

Q(亀井) 南極物語やハチ公物語、クイールなど、トレーナーとしてたくさんの映画に関わってこられましたが、この映画に関わっての感想をお願いします。

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映画「犬と私の10の約束」にも登場するビション・フリーゼ犬のモコ

A(宮) 今までいろんな作品にドッグトレーナーとして参加してきましたけれど、「犬と私の10の約束」は「犬の十戒」をテーマにした題材で、自分自身すごく感銘していろんな点で反省するところもいっぱいありました。ですから、犬をかっている皆さん、これから飼おうと思っている方、犬に限らずいろんな動物をかっている方に、この「十戒」、この映画をご覧になっていただいて何かを感じ取っていただきたいなと思います。

Q(亀井) ここでもう一人、スペシャルゲストをご紹介します。主題歌「be with you」を歌ったBoAさんです。どのような気持ちをこめて歌いましたか?

A(BoA) レコーディングの前にこの映画を見せていただいて、すごく感動したので歌に感情を込め易かったです。この曲を犬の目線で聞くと、すごく「キュン」となります。私はソックスの気持ちになってこの歌を歌いました。

Q(亀井) BoAさんも犬を飼っているということですが、なにかワンちゃんと約束していることはありますか?

A(BoA) 10個の約束の中に「人の言葉は話せないけど、わかっています」というフレーズを見て、自分のワンちゃんにもっといろいろ話しかけたいなと思いました。その気持ちを大切にしたいと思います。

Q(亀井) 田中さん、きょうは犬10応援団のワンちゃんたちが観客席後方に座っています。久々のソックスとの再開かと思いますがいかがですか?

A(田中) 実はソックスとは宣伝活動でよく会っているんです。ソックスは普段、函館にいるんですが、取材を受けるときに時々会っては元気をもらっています。

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本木監督はくぅ〜ちゃんを抱っこしてニッコリ

Q(亀井) ありがとうございます。それでは、この映画に関するメッセージをお願いします。

A(田中) さっき本木監督がおっしゃっていたように、この映画はありふれた日常や普通のことが描かれていて、特別何かをしているわけではないんです。家族とかペット、いっしょにすごしているワンちゃん、幼なじみ、恋人、仕事とか、すごく普通のことなんですよね。だから演じているときも何かまとわなきゃとか「すーっ」と自然にやれたな、と思うんです。

A 

でも、映画を見終わった後、すごく大きな力になって帰ってきました。「愛」とか「優しさ」「ピュア」っていう3つものの大きさをすごく感じて、それがこんな大きな映画になってたんだとすごくびっくりしました。みなさんがどう感じるかすごく楽しみなんですけど、まっすぐな気持ちが込められたストレートな作品なので、思うままに見ていただきたいなと思います。

A 

私もチワワを飼っているんですが、この映画と出合って、もっと近づけた気がします。あかりの「10年てこんなに短いと思わなかった」っていうセリフがあるんですけど、私も一緒にいられる時間をもっと意識してワンちゃんと生活するようになりました。もし犬を飼っている方がいたら、自分の約束事を作ってもらったらいいなと思います。きょうは自分らしくピュアな気持ちで見てください。

Q(亀井) きょうはどうもありがとうございました。

http://www.inu10.jp/

(ヨミウリオンライン 遠山留美 栗山倫子)

2008年2月28日  読売新聞)

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