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小町People

映画「ビルと動物園」坂井真紀さん 単独インタビュー

理想のアラフォー像は…「ステキに歳を重ねたい」

 坂井真紀さんは17歳でモデルとしてデビュー以来、ドラマ、CM、舞台、バラエティー番組と多方面で活躍している。最近は映画出演も続いており、昨年公開の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」(若松孝二監督)では、連合赤軍の遠山美枝子役を熱演。

 19日公開の「ビルと動物園」(齋藤孝監督)で、ヒロイン香子を演じる坂井さんに聞いた。

「上手にあきらめ、上手にあきらめない」

Q今回の役どころ、映画のストーリーと見所をご紹介ください。

A大手企業に勤める29歳のOL・原田香子の役です。静かに流れる日々の中で、小さな一歩を踏み出すというお話です。

Qものすごく自然な演技でしたが、どんな役作りを?

A香子が過去のバックグラウンドについてどういう人生を歩んできて、どういう思考を持っていたかを監督と一緒に話し合いました。それが役作りに反映していると思います。

Q苦労された点は?

A香子の過去に近づいていこうとか、理解しようという作業はしましたが、それは苦労ではなく楽しい作業でした。

Q今回は名古屋でロケが行われたそうですが、撮影時のエピソードなどを教えてください。

A名古屋というと結婚式が派手だとか独特の世界観を持っているという話を聞いていて、お金持ちというイメージがありました。住宅街でロケをしていると不思議な家がいっぱいあって、屋根が凝っていたり、なぜか入り口がいくつもあったり、大きな家があって、「ああ、これが名古屋なのか」なんてぼんやり思っていて、カルチャーショックというか印象的でした。

Qオフィス街のシーンも名古屋で?

Aオフィス街は東京で、父親とのシーンは名古屋です。あとは東山動物園。動物たちがみんなリラックスしていて、とてもいい動物園です。ぜひ自分のデートで行きたいですね。(笑)

Q小林且弥さんとの共演はいかがでしたか?

A小林君は、慎君という役で、実際も慎君ぽく穏やかでのんびりしている人です。

Q映画、ドラマ、CM、バラエティー番組とご活躍ですが、思い出に残る作品は?

Aみんなそれぞれ、ひとつひとつが印象に残っていて、自分にとっては大切ですが、「私の運命(1994年)」というドラマはすごく自分の人間として成長させてもらったという部分があって、すごく印象に残っています。

Q「ココリコ・ミラクルタイプ」というバラエティー番組でコントをなさっていましたが、演技の上でプラスになりましたか?

A6年半やらせてもらって、毎週1回、すごく瞬発力を要するような撮影の仕方でした。相手が芸人さんでしたし、何か引き出しが増えていたり、それによって鍛えられていたら、私自身もうれしいのですが。

Qバナナマン・日村さんとの共演は?

A今回は演技でからむシーンがなかったのでとても残念です。バナナマンは大好きなので楽しみにしていました。ぜひお会いしたかったのですが、次回はぜひ恋人役をやりたいです。(笑) そして、アートポートさん(配給会社)で1本映画を作ってください。(笑) ディープな恋愛ものを。

Qまじめな役だと笑っちゃいそうですよね?

Aいいえ、絶対笑わせませんよ〜! 泣かせます。(笑)

Q今後のお仕事は映画中心に?

A特に意識はしていません。映画、ドラマ、舞台などやりたい人と一緒にやりたいと思っています。

Q坂井さんのブログでは、食べ物の話題が多いですが、今はまっているものは?

Aふふふ。食べ物以外だと水泳にはまっています。背泳ぎが好きですね。

Qどのくらい泳ぎますか?

A1回1時間の教室に出ると、1600メートルから多いときには2000メートル泳ぎます。生理的に水泳が大好きで、子どものときから水泳が好きみたいです。

Qもうすぐ北京五輪ですが、水泳競技には注目していますか?

Aかなり注目していますね! 水中カメラがプールに入るので「どんなかき方をしているのかな?」とか見ています。(笑) 北島選手にはがんばって欲しいですね。

Q今話題の、レーザー・レーサーはお持ちですか?

A買ってないですね。まだちょっと早いってコーチに言われそうです。(笑) いつか着てマスターズの大会に出たいです。

Qはまっている食べ物は?

Aもつ鍋です。

Q映画では年下の男性から好かれるという役ですが、ご自身の恋愛観、結婚観は?

A結婚に関してあまり意識はしていませんが、だんだん年齢が上がっていくと、ぼんやりと「(結婚)したいなー」って思ってきていますね。人生のよきパートナーが見つかったらいいなー、と思います。(笑)

Q今回は大学生とのラブストーリーでしたが、坂井さんは年下の男性との恋愛はいかがですか?

A全然大丈夫です! 私的には。(笑)

Q映画では「アラサー(30歳前後の女性)」の役でしたが、坂井さんはどんな「アラフォー(40歳前後の女性)」になりたいですか?

A「アラフォー」は、「負け犬」みたいな言葉が流行ったのと同じようなことだという印象ですが、私は自分が歳を重ねたことはステキなことだと思っているので、女性が年齢を重ねてどんどんステキになっていくこととか、世間に認知されてよいイメージになることは、すごくうれしいことですね。「アラフォー」という言葉がすぐに去ってしまったとしても、ステキに歳を重ねていけたらなと本当に思っています。

Qどのように、ステキに歳を重ねていきたいとか、心がけていることはありますか?

Aそうですね。「上手にあきらめ、上手にあきらめない」ことですかね。

Q具体的にいうと?

Aやっぱり余裕も出てきますし、許せることもたくさん増えてくるし、ゆとりが持てるようになり、また、ゆとりを持ちたいと思います。昔のことにすがっていてもしょうがないけど、だけど老いをちゃんと受け止めて、後ろを振り向かないことですかね。

Qかっこいいですね。

Aかっこよくないですよー。そうなりたいなっていう目標です。

Q失礼ですが、坂井さんは周りから童顔って言われますよね?

Aそうですね。あまり私をよく知らない人に年齢をいうとおどろかれて、そのことに私がおどろいて。でも、最近どんどん実年齢と見た目の年齢のギャップが縮まってきたような気がします。なぜかというと自分の意識も歳をとってきたからです。でも、童顔なんで若い役もどんどんやっていきたいなって思います。(笑)

Qやってみたい役は?

Aどれくらいまで若い役ができるかわかりませんが、女性の一代記に挑戦してみたいです。平塚らいてうとか“フリー・ダカール?”そういうのにあこがれています。できたらいいなと思っています。

Q実年齢よりずっと上の役を演じたことは?

Aあまりないですね。5年くらい前に40代の役をやりましたが、むずかしかったですね。

Q映画を見に来るお客さんにメッセージを。

Aすごく心が温まって、一歩踏み出せる作品だと思うので、ぜひ見に来てください。ありがとうございました。

(ヨミウリ・オンライン)

ビルと動物園

7月19日(土)よりロードショー

 大手企業のOLをしている香子(坂井真紀)と、ビル清掃のアルバイトをしている音大生の慎(小林且弥)。慎の一目惚れをきっかけに出会った彼らは、不器用ながら少しずつ距離を縮めていたが、それぞれに悩みを抱えていた。上司・杉浦(勝村政信)との不倫で心に傷を抱える香子と、先の見えない将来に不安を抱える慎…。抑えていた思いとため息が日毎に重さを増す中で、かろうじて彼らを繋ぎとめていたのが、音楽と動物園、そして父のひとことだった。果たして香子と慎、2人にはどんな朝が訪れるのか?

公式ページはこちら

監督・脚本・編集;齋藤孝

キャスト:坂井真紀、小林且弥、山口祥行、馬淵英俚可、森廉、勝村政信、渡辺哲

2008年7月17日  読売新聞)


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    ・A
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