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    手袋の汚れ…素材別に異なる洗い方

    • ウールの手袋の汚れが気になる場所は、指先で中性洗剤の原液をなじませておく
      ウールの手袋の汚れが気になる場所は、指先で中性洗剤の原液をなじませておく

     手袋は、一シーズン使うだけでも結構汚れる。お気に入りの品を長く使い続けられるよう、素材ごとの手入れ方法を知っておきたい。

     手袋は、ウール、革、ナイロンなど様々な素材があり、手入れ方法が異なる。花王(東京)の消費生活アドバイザー、弦巻かずさんにウールと革の手袋の手入れを教わった。

     ウールの手袋は水洗いができる。製品タグの表示に、洗濯機マークや手洗いマークが付いているか確認しよう。

     水洗いする際のポイントは水温。「温度が高いと生地が傷んだり、縮んだりする恐れがあるので、30度以下の水を使うようにしましょう」

     おしゃれ着用の中性洗剤を使う。目立つ汚れがある部分には洗剤の原液をつけ、指先やタオルで軽くたたいてなじませておく。弱アルカリ性洗剤は、肌触りが悪くなることがあるので避ける。

     中性洗剤を混ぜた水の中で手袋をやさしくつかんだり、離したりを20~30回ほど繰り返す。強くもんだりこすったりすると、縮みの原因になるので注意する。

     乾いたタオルで挟んで水気を取る。洗濯機での脱水も可能だ。その後、すすぎを2回行う。2回目のすすぎで柔軟剤を入れると、ふわっとした仕上がりが期待できる。

     再び脱水し、しわを伸ばして形を整える。日陰で平干しにする。その際、洗濯ネットを乗せたピンチハンガーが使いやすい。

     一方、革の手袋は洗うことはできない。ただし、「水をはじく表面加工がしてあるタイプなら、ある程度汚れを拭き取ることが可能です」と弦巻さん。

    • 乾かす際は、洗濯ネットをのせたピンチハンガーが活用できる
      乾かす際は、洗濯ネットをのせたピンチハンガーが活用できる

     水で薄めた中性洗剤を含ませた布を固く絞り、表面を拭く。続いて、きれいな水で絞った布で洗剤成分を拭き取り、陰干しする。その後、ミンクオイルを薄く延ばしながら塗り、から拭きすればツヤが戻る。

     最近はフリース素材の手袋も多い。手袋の製造販売会社「ヨークス」(香川県)によると、フリースは臭いを吸着しやすいので、こまめに洗ったほうがよい。「手洗いコース」などを選べば、洗濯機でも気軽に洗える。裏返して洗えば表面が守られ、本来の風合いを保ちやすいという。

     洗った後は、ぬれている間に形を整え、日陰で平干しする。熱に弱いので、乾燥機の使用は避ける。

     ナイロンは比較的汚れを落としやすい素材。軽い汚れの場合は固く絞った布で拭くだけでよい。目立つ汚れは、薄めた中性洗剤をつけた歯ブラシなどで軽くこする。その後、固く絞った布で拭き取る。

     手袋は、どの素材も汚れたまま高温多湿の場所に保管するとカビが発生する。汚れを落としてよく乾かしてから、防虫剤や除湿剤を入れたタンスなどで保管する。

    手袋をきれいにする方法
    ウール  洗濯機マークや手洗いマークが付いていれば、30度以下の水温で水洗いできる。強いもみ洗いやこすり洗いは避ける
     表面加工がしてあれば、中性洗剤で汚れを落とす
    フリース  洗濯機で洗える。乾燥機は使用しない
    ナイロン  固く絞った布などで汚れを落とす
    (弦巻さん、ヨークスの話を基に作成)
    2016年03月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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