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    冷凍・解凍、黄身おいしく

    • 中身が膨張し殻にヒビが入った冷凍卵
      中身が膨張し殻にヒビが入った冷凍卵

     安くて栄養豊富な卵は、一人暮らしにも便利な食材だ。割安だからと10個入りパックを買うと、使い切れないこともある。

     料理研究家の中野佐和子さんは、冷凍して食べる方法を提案する。


     「卵は便利で常備したい食材ですが、料理のレパートリーが少ないと飽きて余らせてしまいがちです」と中野さんは話す。卵を一度凍らせる「冷凍卵」を使えば、「食感が変わって面白い」という。

     賞味期限内の卵を、冷凍庫に一晩置くだけ。凍らせると中身が膨張し、殻が飛んだりヒビが入ったりするので、密封できる袋や容器、適当な大きさに切った卵パックに入れて凍らせる。日本養鶏協会によると、1か月ほど保存できるという。

     解凍するときは、室内か冷蔵庫に移す。朝食べたいときは、前の晩に冷蔵庫に移しておく。電子レンジを使ってもいい。機種によって異なるが、殻付きのまま器に載せて解凍キーで1分加熱し、上下を返して1分、もう一度上下を返して30秒加熱する。解凍後は、その日のうちに使い切りたい。

     白身は元に戻るが、黄身は丸いままで箸でつまめる固さ。この冷凍卵の卵かけご飯は、黄身がムースのような食感で、クセになるおいしさだ。

     凍ったままの冷凍卵を天ぷらにしてもおいしい。「お弁当のおかずにも最適です」と中野さん。冷凍卵を凍ったまま水につけ、殻をむく。二つに切って衣をつけ、低温でじっくり揚げる。衣はさくさく、白身はふんわり、黄身はとろりとしている。(文・斉藤保、写真・橘薫)



    ■冷凍卵の天ぷら

     冷凍卵1個の殻をむき、凍ったまま縦半分に切る。滑りやすいので、まな板の上にキッチンペーパーを敷き、押すように切る。卵全体に小麦粉少々を薄くはたき、天ぷら粉大さじ3杯を水同2杯で溶いた衣を付け、160度の油で3分ほど揚げる。


    ■冷凍卵かけご飯

     冷凍卵1個の殻をむき、解凍して黄身と白身に分ける。ご飯120gにしょうゆ小さじ1杯を加え混ぜる。白身を入れよく混ぜ合わせ、黄身を載せていただく。


    生を使ってスイーツも

     生の卵は、かに玉やオムレツなどの卵料理のほか、スイーツにも使える。中野さんのお薦めは、ホットミルクセーキだ。「ケーキやプリンはちょっとハードルが高くても、飲み物なら作りやすい」。体も温まって、この時期にぴったりだ。


    ■ホットミルクセーキ

     空き瓶や密閉容器に卵1個を割り入れ、よく溶きほぐす。牛乳150cc、砂糖大さじ1杯を加え、容器の蓋をして滑らかになるまでよく振る。カップに注ぎ、電子レンジ(500W)で1分加熱して取り出し、よく混ぜる。さらに30秒加熱してかき混ぜ、これを2~3回繰り返す。加熱しすぎて固まらないように注意する。好みでマシュマロやシナモンパウダーを。

    2016年02月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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