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    ポトフはリメイク楽しむ…たっぷり作り シチュー、カレーに

     ポトフのようにたっぷり作って楽しむ料理は、一人暮らしだと敬遠しがちだ。料理研究家の中野佐和子さんは、シチューやカレーなどに次々とリメイクする「3段活用」を勧める。

     牛すね肉と野菜を丸ごと煮込んだポトフをよく作るという中野さん。「弱火でじっくり火を通すので、肉と野菜からだしがよく出ます。失敗が少なく初心者向けでもあります。まとめて作って、味を変えていけば飽きずに食べきれますよ」

     牛の塊肉を1週間かけて食べていた第2次世界大戦前の英国貴族も、同じような食べ方を取り入れていた。

     ポトフは作るのに2時間ほどかかるので、休日に作るといい。皮から出るだしを逃さないため、最初はニンジンは皮ごと、セロリも筋を取らずに煮るのがポイントだ。ほっとするような、優しいうまみが広がる。肉をソーセージにして、野菜は小さく切れば、40~50分でできる。

     残ったポトフを、平日に手早くトマトシチューにリメイクする。ポトフから具材を取り出し小さく切ると、加熱時間を短縮できる。酸味がきいてあっさりしている。

     残ったシチューにカレールーとヨーグルトを加える。スパイスの香りが立ち、煮込まなくても濃厚な味わいだ。「具材は、十分に下味が染みている。ルーは煮込まないことで香りが豊か。このカレーならではのおいしさです」

     リメイクする際、スープが煮詰まっていれば、適宜水を足す。

     ポトフの活用方法はほかに、ホワイトソースやデミグラスソースを使ったり、キムチやミソを加えたりしてもいい。リメイクのアイデアを考えるのも楽しそうだ。(斉藤保)

     

     ■牛すね肉のポトフ(3~4人分)

     【材料】牛すね肉400g/ジャガイモ中3個/ニンジン大1本/セロリ大1本/白ワイン100cc/固形スープのもと1~2個

     【作り方】《》鍋に牛すね肉、皮付きのニンジン、筋を取らずに鍋に入る大きさに切ったセロリ、水700cc、白ワインを入れ強火にかける。煮立ったら弱火でアクを取りながら1時間煮込む《》材料を取り出して粗熱を取り、ニンジンは皮をむいて大きめの乱切り、セロリは筋を取って適当な大きさに切る。すじ肉も大きすぎれば切る。ざるにキッチンペーパーをしき、煮汁をこす《》鍋に材料と煮汁を戻し、ジャガイモの皮をむいて丸ごと加える。固形スープのもとを入れ、弱火でイモが軟らかくなるまで30~40分煮る。塩、コショウで調味する。

     

     ■トマトシチュー

     《》タマネギ1/2個を薄切りし、耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(500W)で3分、解凍キー(200W)で3分加熱する《》ポトフの残りに水煮缶のトマト200gと〈1〉を加え、弱火で10分煮込む。味が薄ければ塩少々や固形スープのもと1/2個を加える。あればサワークリームを添える。

     

     ■カレー

     トマトシチューの残りを温め、カレールー適量を加える。好みでプレーンヨーグルト大さじ1~2杯を溶き入れる。

    2016年03月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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