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    一つの食材で二つの料理…チキン→塩いため・トマトマリネ

    • 「タマネギはいためると甘みが出るので、肉と一緒に食べやすくなります」と柳澤さん=高橋美帆撮影
      「タマネギはいためると甘みが出るので、肉と一緒に食べやすくなります」と柳澤さん=高橋美帆撮影

     1人分の料理を作るコツを専門家に聞くコーナー。今回は、料理研究家で編集者の柳澤英子さんに、一つの食材から二つの料理を作り分ける方法を教わった。

     1人分の献立を考えたり、帰宅時に買い物をしたりするのは、毎日だとおっくうになる。肉や魚をまとめ買いし、何日か続けて食べる手もあるが、栄養バランスがよくないし、すぐに飽きてしまう。

     柳澤さんが提案するのは、一つの食材を簡単に調理した後、味付けや追加の調理で二つの料理に作り分ける方法だ。手間をかけずに、料理に変化を付けられる。「特に、『焼く』という作業は、毎日行うと大変なので、これを一度に済ませれば、作り分けが楽になります」と話す。

     作り分けの食材として使いやすいのは鶏肉だ。和風にも洋風にも味付けしやすい。

     今回のレシピ2品のうち、チキンの塩いためはそのまま夕食で食べられる。作り分けたトマトマリネは、冷蔵庫に入れておけば4~5日は持つので、週末に作っておいて平日に食べることもできる。

     料理を作る際は、栄養面も考えて、野菜も使うことを忘れないようにしたい。チキンの塩いために入れたパプリカのように、色鮮やかな野菜を加えると、見た目も華やかになって食欲がそそられる。

     今回のレシピ以外にも、切ったキノコやピーマンを耐熱容器に入れて電子レンジで熱し、塩とコショウ、ポン酢をかけたものを肉に添えるだけでも、別の料理のように見える。

     作り分ける食材は魚でもよい。柳澤さんは「アジやイワシを塩焼きにした後、半分はそのまま食べる。もう半分は梅干しを入れただし汁に入れて煮ると、さっぱりした夏向きの料理になります」と勧めている。


     【共通の材料と手順】

    フライパンにオリーブ油小さじ1杯と鶏もも肉(から揚げ用)200gを入れ、へらでよく混ぜ合わせてから、皮を下にして並べ直す。

    中火にかけ、皮に焦げ目がついたら裏返し、塩とコショウ各少々を振る。

    薄切りにしたタマネギ1個を加えてふたをし、弱めの中火で3~4分蒸し焼きにする。


     ■チキンの塩いため

     蒸し焼きにした鶏肉とタマネギの各半分をフライパンに載せたまま、一口大に切ったパプリカ1個を加え、中火でいためながら塩とコショウ各少々で味を調える。皿に盛った後、八つ切りのレモン1片を搾ってかける。




     ■チキンのトマトマリネ

     蒸し焼きにした鶏肉とタマネギの各半分を保存容器に入れ、くし形に切ったトマト1個と酢大さじ2杯、塩、コショウ各少々を入れて混ぜる。味がしみた翌日以降に食べる。そのままでもおいしいが、電子レンジで温めるとチキンのトマト煮として味わえる。

    2016年07月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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