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    おかず、冷凍ストック…調味料しみ込ませてから

    • ストックしておいたおかずを弁当に使うという柳澤さん。「昼食でもいろいろな食材を楽しめます」=高橋美帆撮影
      ストックしておいたおかずを弁当に使うという柳澤さん。「昼食でもいろいろな食材を楽しめます」=高橋美帆撮影

     一人暮らしの食事作りはおっくうで、材料も余らせやすい。料理研究家の柳澤英子さんは、食事を作る時におかずを多めに作り、残った分を冷凍してストックしておくことを勧めている。一口大で作り、味をしみ込ませてから冷凍するのがポイントだ。

     作りたてとは異なり、冷凍したおかずは解凍後の味がぼやけやすい。対策としては、味を濃くするのではなく、冷凍する分だけ鍋に残し、煮含ませたり長めにいためたりして、調味料をしみ込ませる。柳澤さんは「一口サイズで作ると味がしみ込みやすく、早く凍り、汁気がしっかり閉じ込められます」と助言する。

     冷凍する時は弁当用のカップなどに入れ、1食分ずつ小分けにすると便利だ。冷凍庫で保存できる目安は2~3週間。長期保存すると次第に水分がなくなり、味や風味が落ちてしまうという。食べる時に、電子レンジで温める。

     今回作ってもらった3品は、いずれも素材に調味料がしっかりしみ込み、冷凍してもおいしく食べられる。

     サケのショウガ焼きは、タマネギの甘みとショウガのぴりっとした辛みが、サケのうまみを引き立てる。

     通常はひき肉で作る肉団子は、しゃぶしゃぶ用の豚肉を使う。形が崩れにくく団子を作りやすいうえ、薄切り肉は調味料もしみ込みやすい。

     ボリュームはあってもカロリーが低い鶏肉もお勧めだ。チキンのカレー風味は、鶏肉になじんだカレーとケチャップの味に加えて、ドライパセリの緑が食欲をそそる。

     野菜も時間がある時にまとめて調理し、冷凍しておくと便利だ。柳澤さんが勧めるのはブロッコリー。インゲンも水分が少なく、冷凍しやすい。一方、ホウレンソウなど葉物野菜は、冷凍すると解凍後に水っぽくなるので避ける。

     柳澤さんは「食事を作るせっかくの機会に『未来の自分にごちそうを残しておこう』と、取り分ける。手軽に先々のおかずをストックできますよ」と話している。


     ■サケのショウガ焼き

     生サケ2切れを3~4センチ幅に切って塩とコショウ各少々を振り、オリーブ油大さじ1/2杯を入れたフライパンにのせ、中火で両面を焼く。薄切りタマネギ1/2個をのせ、すり下ろしたショウガ2かけ、酒、しょうゆ、みりん各大さじ1杯を加える。蓋をして、弱めの中火で1分ほど蒸し焼きにする。蓋を外してサケやタマネギが混ざり合うようにいためる。




     ■豚肉の肉団子風

     ボウルにしゃぶしゃぶ用の豚肉250gを入れ、塩、コショウ各少々を振りよく混ぜ、8等分してゴルフボール大に丸めて軽く握る。フライパンにオリーブ油小さじ1杯を入れ中火にかけ、丸めた豚肉を転がしながら焼く。全体に焦げ目がついたら火を止め、フライパンの汚れをペーパータオルで拭き取る。再度中火にして、斜め薄切りにしたサヤインゲン6~8本、酢大さじ2杯、みりん大さじ1杯、しょうゆ小さじ1杯を入れ1~2分煮詰める。




     ■チキンのカレー風味

     フライパンにオリーブ油大さじ1/2杯を入れて中火にかけ、鶏手羽元8本を入れる。焦げ目がついたら裏返す。カレー粉小さじ1杯とトマトケチャップ大さじ1/2杯、塩小さじ1/4杯、コショウ少々を加え、さっといため合わせる。蓋をして弱めの中火で5分蒸し焼きにした後、酢大さじ1杯を加え、3~5分煮詰める。仕上げにドライパセリ少々を振る。

     (分量はいずれも2食分)


     【共通の手順】

     食べる分だけ皿に盛り、冷凍分はフライパンに残す。煮詰めて汁気を飛ばし、味をしみ込ませる。

    2016年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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