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    揚げ物、油少量で手軽に

    揚げ焼き、具が浸る程度

     一人暮らしでは、油を多量に扱うのが面倒と感じて揚げものを敬遠する人は多い。料理研究家の岩崎啓子さん=写真=は、揚げ焼きで手軽に作ることを提案する。

     お年寄りにも揚げものは人気だが、スーパーで買う人も目立つ。岩崎さんは、「具が浸る程度の揚げ油の量で済む揚げ焼きなら油を多量に使わず、手軽に作れる。作りたての熱々を食べられるのが魅力です」と話す。朝に下ごしらえをして、冷蔵庫に入れておけば、夕食時にさっと揚げて食卓に並べられる。

     揚げ焼きには、直径18センチの小さめのフライパンを使う。揚げ油は深さ1センチ程度でよい。量にして180ccほどだ。揚げる具の厚さ(高さ)は、油にある程度浸るように、1センチ程度にとどめるのがコツだ。今回、紹介する牛カツやかき揚げも1センチ程度にする。

     具は千切りにしたり、小さめに切ったりして火を通りやすくすると、揚げる時間が数分程度で済む。

     強火で油を熱し、菜箸を入れて、小さな泡が出てきたら揚げ時だ。揚げる時の火加減は、弱火強から中火にする。油は少量のため、温度が上がりやすく、具の表面が焦げやすいので注意が必要だ。揚げ上がりの直前にさっと強火にすると、からっと揚がる。

     揚げる時は、菜箸などですぐに具を返さないようにする。菜箸に衣が付いたり、具が崩れやすくなったりするからだ。油に浸っていない表面部分には、おたまで油をすくってかけ、ある程度全体が固まってから返すのがポイントだ。

     牛カツはボリュームがあって、ごちそう感がある。エビの空揚げはカレーの風味が利いていて食欲をそそる。

     かき揚げはジャガイモやタマネギと豚肉がよく合い、優しい味わいだ。野菜はニンジンやゴボウなどの千切りや水菜などでもよい。

     使った油は、キッチンペーパーなどでこした後に、ボウルに入れ、ラップをして冷蔵庫で保存する。揚げ油として2、3回使ったり、いため物に使ったりする。

     「鶏の空揚げをしたい場合は薄切りに、サケなどの魚のフライも、一口大にして揚げるなど、具を小さめにすれば、色んな具材を味わえます」と岩崎さん。「揚げものも1人分なら少量で手間もかからないので気軽に楽しんでほしい」と話す。(小野仁)

    2017年01月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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