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    「台所」から見えてくる様々な人生を描く連載小説。
    お知らせ

    番外編「冬瓜」 安田依央さんからメッセージが届きました

     「出張料理・おりおり堂」完結編の出版を記念して、特別にお届けしていた書き下ろし短編「冬瓜(とうがん)」。ついにこちらも最終回を迎えてしまいましたが、皆さんお楽しみいただけましたでしょうか?

     筆者・安田依央さんからメッセージも届きましたので、ご紹介します。

     「冬瓜」いかがでしたでしょうか?

     実は今回の主役「冬瓜」は、去年の夏に行った「冷蔵庫にある食材を教えてください!『おりおり堂』がランチを作ります」という企画にお寄せいただいた食材の一つです。

     mimulaさんが書いて下さった冬瓜についての文章がとても素敵(すてき)だったので、いつかこの世界観をお借りして書いてみたいなと思っていました。

     本編の主人公澄香より、少し大人の女性が主人公になったことで、またひと味違った「出張料理」の世界になったのではないかと思っています。

     皆さんのお口に合えば(うれ)しいのですが……。

     

     今年もはや2か月を残すばかりになりました。

     「おりおり堂」を連載していた頃は、春夏秋冬、季節や時の移ろいにずいぶん敏感だった気がします。

     連載終了から半年以上経ちましたが、どうもいけませんね。つい日々の忙しさに取り紛れて、雑な暮らしになってしまいがちです。

     今回、番外編という形で、改めて「おりおり堂」の世界に触れ、また少し立ち止まって季節を眺めてみたくなりました。

     これから晩秋、そして冬へと向かいます。

     あたたかい冬瓜の煮込みなどをいただきつつ、豊かさを育む冬に向けての準備をしていければいいなと思っています。

     最後になりましたが、冬瓜を提供いただいたmimulaさん、読者の皆さん、このような機会を与えて下さった小町編集部の皆さんに心よりお礼申し上げます。

     そして、忘れてはならない冷蔵庫の食材をご提供下さった皆さんに改めてお礼申し上げますとともに、積み残した食材を使って料理する機会を持てるよう努力を続けたいと思っています。

     いつかまた、どこかでお目にかかれますことを。  安田依央

     

    「出張料理・おりおり堂 神無月~弥生」発売中

    「出張料理・おりおり堂」の単行本第2弾、「神無月~弥生」編が発売中です

    思いを寄せる料理人・仁の背負った「事情」を知り、踏み込めないまま助手を続ける澄香。
    「おりおり堂」の常連客が抱える問題も続々明らかになり――。
    迷える「船」は無事接岸できるのか!?

    安田依央・著、1600円(税抜き)

    中央公論新社のページは⇒ こちら
    2015年11月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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