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    発言小町で話題になっている事柄を、専門家らの意見も交えながら掘り下げます。
    小町拝見

    モデルと自分 体形の違い…ジェーン・スー

     Tシャツが似合わなくなってから、いったい何年が経過したことでしょうか。

     あれは確か、30代後半のことだったと思います。いつもと同じようにシンプルなTシャツを着て鏡を見た時の違和感。これが私?


     首の付け根、二の腕、腰回り。肉の付き方が変わると事態はこうも厳しくなるのかと、長いため息を漏らしたのを覚えています。私と同世代で同体形の女性の着用イメージがあれば、こんな悲劇を目の当たりにすることはなかったのに。

     それ以降、シンプルなTシャツが私のクローゼットに増えることはほぼ、ありません。たまに買ってしまうこともありますが、やはり鏡の前でがっくりと肩を落とすことになります。

     先日、小町で「おデブさんモデルに着てほしい」というトピを見つけました。

     トピ主さんは、薬の副作用で体重が増加してしまった50代の女性。ネットで服を購入する際に、着用モデルさんと自分の体形が違い過ぎて参考にならないとのことでした。

     10年前に比べ、日本の既成服のサイズ展開はかなり広がりました。しかし、着用モデルが着たい服のサイズと同じ体形ではないことは、まだまだあるのです。

     複数のレスでニッセンのスマイルランドを始めとしたいくつかの通販サイトや、ラ・ファーファというぽっちゃりモデルの女性誌が紹介されていました。どちらも素敵すてきですが、残念ながらそれらは主に若者を対象としています。

     レスには「夢を見せないとアパレルは売れない」との声もありました。ごもっとも。と同時に、モノ余りのこの時代、余計なものはもうなにも欲しくないと誰もが考えているのも事実。

     現実を吟味してもらう方が、長い付き合いのお客さんになると思うのですが。

    ジェーン・スー
     作詞家、コラムニスト。1973年、東京都生まれの日本人。「未婚のプロ」を名乗り、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(幻冬舎)などの著書が話題に。
    2017年07月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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