第82回全国高校野球選手権大会は8日、甲子園球場で開幕、14日間の熱戦が展開される。7日は開会式のリハーサルが行われる。今年はどんな選手がスタンドをわかせるか、注目選手を紹介すると――。
【投手】香月(柳川)投球に幅
最も前評判が高いのは、柳川(福岡)のエース香月。今春の選抜では、打者の外側への直球に威力を見せ、強打の智弁和歌山(和歌山)から14三振を奪った。今大会ではナックルも覚えて、「投球の幅が広がった」と自信を持つ。146キロの直球を持つ桐生第一(群馬)の一場は、力に頼っていたフォームを修正して制球難を克服した。
九州学院(熊本)の反頭(たんどう)も、成長ぶりがうかがえる。選抜より4キロ増の142キロの直球に、マウンド度胸がついた。このほか、山梨学院大付(山梨)の玉山も、「監督から『速さなら先輩の苫米地(広島)以上』と言われます」と146キロの球速を誇る。樟南(鹿児島)の青野も球威ではそん色がない。左腕では、選抜ベスト8の原動力となった福島商の芳賀、2年生ながら140キロ超の速球を投げる延岡学園(宮崎)の神内ら。
【打者】畠山(専大北上)62本塁打
右打者では「東北屈指」と評される専大北上(岩手)の畠山が注目。1メートル81、86キロの恵まれた体で放った本塁打は高校通算62本。2年前の夏にも出たが、今回は「ブンブン振りまわすのをやめて、自然な打撃を心掛ける」と、打撃改造の成果を試す。33本塁打を打っている鳥羽(京都)の近沢も、選抜以降、速球にも対応できるコンパクトな構えにして、地区大会で4割7分4厘の高打率を残した。
左打者では、智弁和歌山の池辺、明徳義塾(高知)の清水の鋭い打球に非凡なセンス。ほかに勝負強い岡山理大付(岡山)の河や、2年生ながら4番に座る延岡学園の小林とPL学園(大阪)の今江の思い切りのいいスイングも楽しみ。