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クラス担任

少人数で精神的支援

 全体を統率しながら、児童1人ひとりの学習の指導や人間関係の調整が求められる小学校のクラス担任。中高と進むにつれ次第に影をひそめる存在が今、大学で再び脚光を浴びている。

 第2回「大学の実力」調査では、クラス担任制がある大学は「一部学部で実施」も含めると82%に上った。1人の担任が受け持つ学生数は「10〜20人未満」が最多で28%、次いで「20〜30人未満」19%。できるだけ密な関係が築けるよう少人数を重視する傾向がうかがえる。多くの学長が自由記述欄に「今の学生には精神的な支援が欠かせない」と書いていることと無縁ではないだろう。

 日本体育大(東京)の担任は、入学時から4年間持ち上がり。20〜30人未満のクラスで、ホームルームを開いて通知表や健康診断結果を各人に手渡しし、学習や健康について助言する。かなり前から続けてきたが、この春、重点を学習面の相談に移した。昨年末に中央教育審議会が打ち出した学部教育の質保証を受けての措置だ。さらに、担任の仕事を「勉学、成績、進級、卒業後のキャリア等に関する相談・指導」と明文化し、組織全体で制度を支える姿勢も学内に周知した。

 「学生を伸ばせなければ、社会の期待にこたえられない」。改革の旗振り役、清田寛・体育学部長は強調する。古くて新しい担任制に、その切り札の一つとしての期待がかけられている。(松本美奈、2009年11月20日掲載)

2010年3月9日  読売新聞)
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