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    子育て・生活・文化

    お父さんが知らない、妻がPTAを嫌がる三つの理由

    ライター 大塚玲子

    理由2「目的が見えないから」

    • PTAって、なぜやるの?(写真はイメージ)
      PTAって、なぜやるの?(写真はイメージ)

     目的が見えない活動は、やっていて楽しくありません。無駄も多くなりがちなので、どうしても嫌われやすいものです。

     PTAは、子どもの卒業・入学とともにどんどんメンバーが入れ替わっていくため、「本来の目的」が忘れられがちです。各保護者は、「とりあえず前年通りにお役目をこなすこと」に終始してしまいます。

     そうなると、何のためにPTAがあるのか、各活動は何のためにやっているのか、といったことを考える機会がありません。そのため、必要性が薄くなった活動や効率の悪いやり方も見直されることがなく、延々と引き継がれてしまうことになります。

     同時に、活動情報の伝達がおざなりにされがちな点も、嫌われる一因になっているでしょう。各活動の本来の目的のほか、どんな活動をしていて、何曜日の何時頃に、どれくらいの頻度で集まるのか、といった詳細情報が会員全体に伝わらないため、必要以上に恐れられてしまうところも多分にあるのです。

    理由3「平日日中の活動が中心だから」

    • 男女共同参画白書平成28年版より 
      男女共同参画白書平成28年版より 

     都市部などでは、「平日日中」を中心に活動しているPTAがいまも少なくありません。当然ながら平日勤務の母親たちにとって、平日日中のPTA活動に参加するのは大きな負担です。

     ひと昔前のように、家事や育児といった“無償労働”を専業でできる母親がたくさんいる時代であれば、それもよいのかもしれませんが、いまはそうではありません。グラフからもわかるように、共働き世帯と専業主婦がいる世帯の比率は、いまや逆転しています。

     そのため、正社員の母親がPTA活動のために有給休暇を使い切ってしまい、子どもが病気のときに休みをとれなかったといった悲しい話を聞きます。パート勤務のシングルマザーがPTA活動のために仕事を休んで収入が減り、生活が苦しくなってしまう、などの問題もあります。

     先生たちにとっては、PTAの会議への出席や、保護者がPTA活動で使う部屋の鍵の管理なども“仕事のうち”です。できるだけ平日日中に活動させたい気持ちはわかるのですが、これによってPTAがより嫌われ、かつ「専業主婦vsワーキングマザー」という対立が(あお)られてしまうのです。

    2016年06月27日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun