<速報> 自民が単独過半数、立憲民主は躍進
    
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    スクールデイズ

    物おじしない「女子校力」…白河桃子さん

    聞き手・堀内佑二

    ジャーナリスト

    • 白河桃子さん(鷹見安浩撮影)
      白河桃子さん(鷹見安浩撮影)

     東京・四ツ谷の雙葉ふたば小学校付属幼稚園に通い、雙葉小、雙葉中学・高校に進学しました。小学校から高校までの12年間、ずっと女子校です。

     比較的自由な雰囲気で、中学・高校では制服のまま喫茶店に行ったり、渋谷の街を闊歩かっぽしたりした思い出があります。

     当時人気だった海外のロックバンドのコンサートにも行きました。初めて行ったのが、日本武道館での「クイーン」の来日公演。先輩に憧れて入った軽音楽の同好会では、バンドのボーカルを務めました。

     一方で文芸部にも入り、詩を書いていました。古典から海外の推理小説、SF、少女漫画と、手当たり次第に乱読したのもこの頃です。

     ミュージカルを自主的に上演するなど、突拍子もないことを勝手にやってしまうエネルギッシュな同級生が多かったですね。男性の目を意識せずに伸び伸びと好きなことが追求でき、オタクっぽい女子も、男子校の生徒と付き合っている大人びたグループも同等に存在できました。

     どこに行っても物おじしない、「空気を読まない」力が身につきました。私は今、これを「女子校力」と呼んでいます。その分、大学に入ると、同じクラスに男の子がいることに戸惑いました。

     大学卒業後、商社に就職しましたが、「腰掛け」のつもりでした。仕事の面白さがわかったのは、友人の誘いで外資系の企業に転職してからです。結婚や妊娠をしても働いている女性を初めて見て、新鮮でした。

     女性の生き方をテーマに本を書くようになったのは、36歳で結婚し、夫の駐在で4年間インドネシアに住んだのがきっかけです。現地にいる日本人女性たちの話を聞くのが面白かった。一人で海外にやってきて、大富豪と結婚した人もいれば、スラムに住んでいる人もいる。なんてたくましいんだろうと思いました。

     女子校育ちのせいか、どうしても男性よりは女性に関心が向いてしまうんですね。今でも、女性にインタビューするのが一番楽しいと感じます。(聞き手・堀内佑二)

    プロフィル
    しらかわ・とうこ
     1961年、東京生まれ。慶応大文学部卒。女性の働き方や少子化問題の取材を続ける。社会学者の山田昌弘さんと「婚活」という言葉を広めた。政府の「1億総活躍国民会議」「働き方改革実現会議」の民間議員などを歴任。相模女子大客員教授。

     (2017年4月20日付読売新聞朝刊掲載)

    2017年04月24日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun