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    スクールデイズ

    看護師3年経てお笑いへ…オカリナさん

    聞き手・渡辺光彦

    お笑いコンビ「おかずクラブ」

    • オカリナさん(武藤要撮影)
      オカリナさん(武藤要撮影)

     宮崎県の西都さいと市という、のどかな地域で育ちました。

     中学2年生のとき、同居していた祖母が脳梗塞で亡くなりました。「人って死ぬんだ」と初めて実感しました。それがきっかけで、「親が具合が悪くなった際に助けられるようになりたい。でも医者は難しそうだから看護師になろう」と決めました。

     看護師養成の学科がある日南学園高校(日南市)に進学しました。自宅から通える距離ではなかったので寮に入りましたが、先輩との3人部屋で細かいルールもあり、のびのびと育ってきた私にはとても窮屈でした。

     高校2年生のとき、若手漫才の日本一を決めるテレビ番組「M―1グランプリ」の録画ビデオを友達が見せてくれました。出演していたコンビにすっかり夢中になり、ビデオを何回も見て、県内で出演するライブにも行くようになりました。こんな世界があるんだと興奮すると同時に、私にもできるんじゃないかと何となく思いました。

     でも、当時の私は、指定された病院で看護師として3年間働いたら、返済が免除される「病院奨学金」を借りて進学していたので、中退するわけにはいきませんでした。家族らに迷惑をかけたくないとも思っていました。

     高校卒業後、専門学校でさらに2年学んでから看護師の国家試験に挑みました。しかし、最初の国家試験は不合格で、東京の病院で1年間、看護師を補助する仕事をしながら勉強し、2度目の挑戦で合格しました。

     その後、同じ病院で3年間看護師として働き、奨学金の返済が免除されたところで、退職しました。

     ようやく、お笑いの世界に入るべく吉本興業の養成所に1年間通いました。デビュー後、売れない時期もありましたが、看護師になるのに苦労したときと同じで、あきらめませんでした。

     最近はテレビ番組などに呼んでもらえるようになりました。自分がやりたいと思ったことは実行する。学校時代から貫いてきた姿勢は、今も変わっていません。(聞き手・渡辺光彦)

    プロフィル
    おかりな
     1984年、宮崎県生まれ。看護師として働いた後、お笑い芸人に転身。ゆいPさんとのコンビ「おかずクラブ」で活躍し、少女漫画のパロディーネタで人気を集める。日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」などに出演。

    (2017年7月20日付読売新聞朝刊掲載)

    2017年07月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun