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    スクールデイズ

    生徒会活動 人前で話す度胸…アキラ100%さん

    聞き手・岡村吉和

    お笑いタレント

    • アキラ100%さん(安斎晃撮影)
      アキラ100%さん(安斎晃撮影)

     埼玉県秩父市で生まれ育ちました。運動が楽しくて、小学生の時は少年団などでサッカーとソフトボール、中学は部活動で野球をしました。

     勉強も好きで真面目でしたが、目立ちたがりで、小中学校で学級委員や生徒会長などを務めて注目されようと考えました。生徒会活動のおかげで、卒業式や運動会などの時、大勢の前で話す機会に恵まれました。度胸がつき、恥ずかしがらずに行動できるようになりました。

     当時からコメディーが好きで、特に喜劇王チャールズ・チャップリンが大好きでした。体の動きなどを見ているだけで面白かったです。おかしくてセンチメンタルな喜劇「街の灯」は何度も見ました。

     でも、将来は学校の先生になって、子どもに勉強を教えたり世話したりできればいいとぼんやり思っていました。

     県立熊谷西高校時代に視力が落ちて球技がしづらくなり、演劇部に入りました。芝居は想像以上に楽しく、俳優の道を志すようになりました。

     駿河台大に進学後、都内の小劇団で芝居を続けました。中学の社会科と高校の公民の教員免許も取りましたが、卒業後は就職しませんでした。親は、怒りましたね。

     アルバイトの傍ら俳優の養成事務所に入り、小劇場にも出ましたが、大きな舞台やテレビのオファーはありません。これで終わるのは嫌で、30歳で大学時代の友人とお笑いコンビ「タンバリン」を組みました。芽が出ず相方は約6年でやめましたが、あきらめず一人で芸人を続けました。

     テレビ番組などに呼んでもらえるようになったのは、40歳になってからです。お盆1枚の裸芸はコンビ時代のコントが原型で、番組の宴会芸オーディションでうけたのがきっかけでした。売れない時にスポーツジムのアルバイトで鍛えた体も、こんな形で役立つとは思いませんでした。

     やめるタイミングは何度もありましたが、続けてきたからこそ新たな可能性が開けたと思います。お盆ネタも磨きつつ、芝居も含めて多くの方に楽しんでもらえるよう活動していきたいと思います。

    プロフィル
    あきら・ひゃくぱーせんと
     1974年生まれ。小劇団で活動後、お笑いコンビを結成。解散後は個人で活動し、一人芸の日本一を決める2017年の「R―1ぐらんぷり」で優勝。お盆1枚を使う裸芸で人気を集める。最近は俳優としても活躍し、11日のドラマ「99.9 刑事専門弁護士」(TBS系)第5話にも出演予定。

     (2018年2月8日付読売新聞朝刊掲載)

    2018年02月12日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun