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「道徳を正式教科に」…教育再生会議分科会

 政府の教育再生会議第1分科会(学校再生)は29日、首相官邸で会合を開き、学校で最低限の社会規範などを教えるため、「道徳」を小中高校の学習指導要領で正式な教科と位置づけることで一致した。

 ◆教科書や成績評価に課題

 教科名は「徳育」とする案などが出ている。道徳の授業は現在、小中学校で週1時間行われている。ただ、正式な教科ではないため、成績評価の対象外で、専用の教科書もなく、授業の実態が不透明との指摘があった。高校では道徳の時間はない。

 ただ、道徳を正式な教科とする場合、〈1〉どのような教科書を作るべきか〈2〉客観的な成績評価方法を確立できるか〈3〉担当教員に数学や英語などの教科と同じような形で免許を与えることが適当かどうか――などの検討課題がある。

 この日は、「地域で活躍している人に特別の免許を与えればいいのではないか」といった意見も出たが、詰めた議論には至らなかった。分科会は、5月に予定される第2次報告へ向けて、こうした点を検討する。

 一方、第1分科会に先立つ再生会議の総会では、1月の第1次報告後の3分科会の検討状況が報告された。安倍首相はあいさつで、「改革を成し遂げ、物事を変えるには色々な抵抗があり、大変さを実感しているが、教育改革には内閣一体で取り組む」と強調した。

 教育再生会議第1次報告

 昨年10月に設置された政府の教育再生会議が、今年1月24日にまとめた報告。ゆとり教育の見直しや教育委員会の抜本改革などを含む「7つの提言」を盛り込んだ。さらに、いじめ問題への対応や教員免許更新制創設に向けた法改正など「4つの緊急対応」を求めている。

2007年3月30日  読売新聞)
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