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日本史や数学 一般書籍化で人気仕事に役立つ「高校教科書」歴史や数学といった高校の学習内容を一般向けにした本を出版する動きが相次いでいる。社会人を中心に売れており、教養書として楽しんだり、仕事に役立てたりしているようだ。 歴史の教科書を手がける山川出版社は、「もういちど読む山川日本史」「もういちど読む山川世界史」(各税別1500円)を今年発売した。2004年度まで高校で使われていた「日本の歴史(改訂版)」と「世界の歴史(同)」の内容をほぼそのまま生かした。本文に加え、「三下り半と駆け込み寺」などのかつての習俗や、「ユダヤ人の歴史」など現代の中東情勢にもかかわるコラムも取り入れた。 同社は一般向けの通史の本を検討していたが、「正確な記述と、歴史の大きな流れをつかむには教科書が最適」と判断、一般書籍化に取りかかった。 8月に書店に並び始めると、中高年や20〜30代のビジネスマンや女性にもよく売れているという。これまで各3万部発行された。同社は「変化の激しい時代だからこそ、過去を知ることに意味がある。社会人を経験した人の方が、問題意識を持って読んでもらえる」と話している。 日本実業出版社の「もう一度高校数学」(税別2800円)は、学習塾の数学講師の高橋一雄さんが、数1、数2、数3の内容をまとめたものだ。7月に発売され、ビジネスマンに好評で、既に2万部まで増刷した。同社は「大学受験で数学が嫌いになってしまった人が楽しんで読んでくれている。コンピューター関係など、仕事で必要になって手にする人も多い」と話している。 教養の歴史に詳しい桃山学院大学教授の高田里恵子さんは「社会で必要とされる知識は、大学レベルでは専門的、中学レベルでは初歩的すぎる。その点、優れた高校の教科書は、大人が社会を知る再入門書としても価値がある」と話している。 (2009年10月24日 読売新聞)
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