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9699件で全国最多 08年度「言葉」半数占める 「いじめ」の県認知(愛知)

 文部科学省が30日に発表した2008年度の小中高生らの問題行動調査で、県内のいじめの認知件数が、9699件と前回調査に続いて全国最多となった。いじめ認知件数については、2000年度以降、06年度に熊本県が最多となったが、それ以外は愛知が“トップ”を占めている。(磯野大悟)

 調査結果によると、認知件数は、過去最多だった前回より約1200件減ったが、小学校4949件、中学校4273件、高校462件などとなっており、小、中学校は全国最多だった。児童生徒1000人あたりでも11・5件と、全国平均(6・0件)を上回った。

 全体の内訳では、言葉による冷やかしやからかいが半分を占め、仲間外れや無視、軽くぶつかる・たたくなどがそれぞれ十数%だった。さらに、携帯電話やパソコンでの誹謗(ひぼう)・中傷も4%あった。県内の一部の小中高校では、「ネットいじめ」などを防止するマナー指導を導入している。

 いじめの認知件数について、県教委は「スクールカウンセラーを配置するなどし、生徒が相談しやすい態勢作りを進めているため、多くなっている。その一方で、いじめの解消率は97%と高い」としている。

 しかし、過去に受けたいじめで今年8月に焼身自殺した男子生徒が通っていた中学校の教頭は、「いじめは解消されたように見えても、自殺に至る何らかの要因があった。面談や声かけなどを通じて生徒の様子を注意深く見守っているが、なかなか簡単ではない」といじめの実態把握の難しさを指摘する。

 このほか、小中高校での暴力行為の発生件数は、前回調査より181件多い計1688件。内訳は生徒間暴力1019件、器物損壊389件、対教師暴力235件、対人暴力45件だった。

2009年12月1日  読売新聞)
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