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いじめ対応鈍い学校に嫌気

埼玉県、パート介護職、43歳

 中学2年の娘が昨年6月半ばから不登校になっています。原因は同級生から急に無視されたショックです。担任に、相手の子供たちや娘への働きかけを再三お願いしてきましたが、その場しのぎの対応に苦しめられてきました。要望書を教育委員会と学校に提出し、話を重ねましたが、一度として親や子供の心に寄り添って聞いてもらえません。その後、学校は、学年主任を担当にし、後はお任せという感じです。  娘は信頼する友人と楽しく学校生活を過ごしたいのです。あきらめず学校と付き合い続けていますが、組織のよろいをきた人たちとかかわるのに、ほとほと疲れました。こんな親に心の持ちようを助言してください。

全国教育交流会「やまびこ会」代表 中野 敏治

 ご相談内容を何度も何度も読ませていただきました。お母さんの心痛がとても伝わってきました。お子さんが今まで元気に登校し、みんなと部活動に参加し、楽しい学校生活を送ってきたことを思いだすと、より心の痛みが強くなることと思います。お子さんが不登校になったことから、学校への不信感が募り、学校との付き合い方に悩まれているのでしょう。

 お子さんとかかわりのある先生は今まで相談をしてきた先生以外にも、何人もいると思います。担任だけでなく、部活動の顧問や、1年生のときの担任、教科(特にお子さんが好きだった教科)の先生など、さまざまな先生に相談をされてもよいのではないかと思います。

 また、学校以外でも、お母さんが信頼できる方に相談をしてはどうでしょうか。お母さんが精神的につらくなることは、お子さんにとってプラスにはなりません。解決策が見つからなくても、お母さんの気持ちを素直に語れる方に、思いっきり話してみることもよいと思います。

 お子さんの家庭での生活にはどんな変化がありますか。生活リズムはどうでしょうか。朝夜の生活が逆転してしまわないようにしてあげたいです。朝起きられずに、夜眠れない生活が身についてしまうと、精神的にだけではなく、体力的にも学校へ行くのがつらくなります。

 お子さんが夜遅くまで起きている時は、お母さんが話をしてみてはどうでしょうか。学校のことには触れず、幼いころの話や家族で出かけた時の思い出話など、たくさんの話があると思います。アルバムなどをひろげながら話すのもよいと思います。「私は一人ではない。いつも優しい家族がいてくれた。そしてこれからも……」ときっと感じてくれることと思います。

 お子さんの心を独りぼっちにしないことです。お母さんにとってはつらいことかもしれませんが、ゆったりとかまえ、お子さんに接していくことで、きっとお子さんは安心し、心が安定していくことと思います。

 将来、元気に楽しく生活を送っている姿を思いながら、今、親子でたくさんのことを語ってはどうでしょうか。

回答者略歴 なかの・としはる 教師を中心にした教育交流会「やまびこ会」代表。公立中学校教諭、市町村教育委員会指導主事を経て、現在、公立中学校教頭。
2008年2月4日  読売新聞)
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