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(7) 学生にも自己管理指導写真の拡大
![]() カフェテリアで学生らの食事内容を見て回る友藤さん(左)。気さくに声をかけ、助言したり、要望を聞いたりする
高校生や大学生に正しい食生活を定着させるための奮闘が続く。 学生であふれる京都大学生活協同組合のカフェテリア。そのメニューの値札には、食品に含まれている栄養分が、赤緑黄の3色に分けて、それぞれどれぐらい含まれているか、点数で表示してある。赤は血や肉になるカルシウム、ビタミンB1など、緑は体調を整えるミネラル、食物繊維など、黄は働く力になる炭水化物や脂質などだ。 1食当たりの目安は、赤が2点、緑が1点、黄は男性は7点、女性は4点。食堂のレシートには、選んだ食品の合計点数に加え、合計の塩分やカロリー数も印刷されるようになっており、毎日、ノートに張って管理する学生もいる。 同生協食堂企画室の管理栄養士、友藤弘子さん(59)は、この3色の栄養表示を、ポスターや冊子などにも載せて、繰り返し訴えてきた。 また、約7割を占める一人暮らしの学生の食生活を支えようと、毎春、新入生向けの料理教室を開催。今春は約50人に、サケのムニエルを中心に「一汁三菜」の調理法を指導した。 こうした熱意は学生にも伝わり、3年ほど前から学生組織がポケット版の「自炊手引書」を発行、新入生全員に配っている。包丁の握り方から肉じゃがなどの料理法まで解説してあり、実際に自炊している学生のノウハウが盛り込まれているのが特徴だ。 全国大学生活協同組合連合会の昨秋の調査によると、京大生の朝食摂取率は73・7%で、全国平均を約5ポイント上回る。「朝食摂取率は、正しい食生活のバロメーター。学生の意識の高さが分かり、やりがいを感じます」と友藤さんが笑顔を見せる。
◎ 学習につまずいたままの生徒に再挑戦の場を提供するエンカレッジスクールの東京都立足立東高校は今年度、校内でアメやガムを食べるのをやめようと呼びかけ始めた。養護教諭の西川路由紀子さん(49)の発案で、直接注意したり、保健だよりで訴えたりしている。 きっかけは2004年、赴任して初めての歯科検診で、虫歯の割合が、各学年とも、前年度の都内高校生の平均のほぼ2倍にあたる71・8%〜81・5%だったことに驚いたからだ。 昨年度、生徒の意識や生活実態を調べたところ、朝食を抜くなど、正しい食生活を送っていない生徒は、ストレスを抱え、間食が多く、口内の衛生状態も悪い、という悪循環が起きていることが分かった。「きちんと食べる習慣がないと、歯磨きする習慣も根付かないということです」 悪循環を断つには朝食を取ることが第一歩となるが、各家庭に徹底するのは簡単ではない。そこで、生徒の意思でやめられるアメ・ガムを制限すれば、朝、昼、晩に空腹を感じ、規則正しく食事をするようになるのではないかと考えたのだ。あわせて正しい歯磨き法の個別指導も始めた。 今夏の歯科検診の結果は、きっと改善すると期待している。(木田滋夫)
◇ 高校生の間食 農林中央金庫が、昨年、首都圏の高校生400人に食生活について聞いたところ、92.3%が「間食をとる」と答えた。食べる場所は「帰宅後、家で」が58.5%と最も多かったが、「午前中の授業の合間」が15.8%、「午後の授業の合間」が7.8%と、学校内で食べる場合も目立った。1日に食べる回数は、2回くらいが4割で最多。平均は1.7回だった。 (2006年6月28日 読売新聞)
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