|
| トップ | ニュース | 地域ニュース | 教育ルネサンス | 就活 | キャンパス | 子ども | 英語 | 新聞で学ぶ |
| 天気 | 地図 | ショッピング | 雑誌 | 交通 | 写真 | 動画 | データベース | サイト案内 |
(11) 環境講座 各教科で力写真の拡大
![]() スライムを作る実験に夢中で取り組む子供たち(東京都内の栄光ゼミナールで)
環境教育を重視する塾が増えている。 「スライムが地球を救う」。大手進学塾「栄光ゼミナール」(さいたま市)が1月に開いた、小学1年生対象の理科実験教室のタイトルだ。 液体と固体の中間である不思議な物体「スライム」を作る実験が始まった。講師の指導の下、ホウ砂と呼ばれる粉状の物質と洗濯のりの水溶液を混ぜると、もちをお湯で煮立てたような物体になる。その触感に、子供たちは「きもちわるーい」とはしゃぐ。講師は、水を取り込むスライムの仕組みを図で説明。「水を捕まえておけるスライムの性質を使えば、砂漠で木を育てることもできる」と締めくくった。 同社は小学校低学年向けの無料の理科実験教室を2000年からスタート、年6回開講する。「知識や技術を覚えてもらうのが主目的ではない。理科の楽しさ、勉強の面白さ、環境の大事さを知ることが大事」と横田保美(やすみ)広報部長(56)。 環境の話題に子供は敏感だ。電気を作ることがエネルギーをどれだけ消費し、二酸化炭素を排出するかを学ぶと、「子供はすぐに、こまめに電気を消すようになる」(横田部長)。
◎ 今春の中学入試では、地球温暖化の影響をまとめた国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)報告書や、植物が由来の燃料バイオエタノールも登場した。 進学塾「サピックス」小学部(東京)は「理科では温暖化による海面上昇や二酸化炭素の性質など環境問題を通して知識力を試し、社会では環境破壊の影響や自分の取り組むリサイクル活動などを問う傾向が強まっている」と分析する。 同社は2004年、小学校5年生向けの特別講座「エコクラブ」を開講した。身の回りの問題から地球規模の影響まで、講師が様々な問題点を問いかけ、生徒との対話を重視する授業。受講者は900人でスタートし、3年で倍になった。 「農薬を一切使わない米作りと、農薬の使用量を減らして収穫にも配慮するのとどちらがいいのか」を考えさせるような、正解のない問題も多い。同社の環境科担当、渡辺司さん(35)は「環境は子供が考える力を身につけるには最適。塾で環境学習の重要性が減ることはない」と見る。
◎ 環境省も塾の熱意に目をつけ、昨年10月、東大でIPCC報告書の内容を小学4、5年生に解説するイベント「地球温暖化防止スペシャル・スクール」を開いた。講師は日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーの3人。同省と塾が入念にうち合わせた上での1人40分の授業だった。 「学習指導要領を超えたテーマになるため、学校の先生には頼みにくく、科学者は子供を教えることに慣れていない。塾講師は最適」と同省地球温暖化対策課の担当者。 その後、授業を収録したDVDは、約2500の小学校から引き合いがあった。塾は、子供たちに環境問題を理解させるという点で一翼を担いつつある。(宮崎敦、写真も) 「環境」が中学入試で続出 中学進学塾「四谷大塚」(東京)によると、今年の私立中入試で、首都圏の主要140校中、56校が社会科で、22校が理科で環境問題を扱った。国語で長文読解問題の題材にする例も増えた。例えば、麻布では理科で「地球温暖化と原子力発電」に、フェリス女学院では地理でバイオエタノールに触れた。四谷大塚では「今年は洞爺湖サミットもあり、引き続き注目すべきテーマ」としている。 (2008年3月11日 読売新聞)
|
大学受験や調べ学習に役立つ情報
おすすめPR |
| ▲この画面の上へ |
|
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |