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    教育に関する様々な話題を随時紹介、解説します。

    大雪、地震、山崩れ…災害時の助け合い

     読売新聞朝刊教育面の第2、第5水曜日で新コーナー「ニュースde道徳」が始まりました。9日朝刊では福井県の豪雪ニュースから、「災害時の助け合い」を紹介しています。自然災害をめぐっては、以下のようなニュースもありました。

    配達中のパンを提供

     2014年2月に東日本を中心に大雪が降り、高速道路や国道で通行止めが相次ぎました。

     山崎製パン(東京都)の複数の配送トラックも中央道や国道で立ち往生しました。

     山崎製パンによると、山梨県上野原市の中央道談合坂サービスエリアなどでは、配送車の運転手が、動けない他の車のドライバーに、積んでいた食パンや菓子パンを無料で提供したそうです。

     このほか、群馬県内の国道では、他人同士が数人でおにぎりを分け合ったケースもあったそうです。

    捜索する人への炊き出し

    • 大分県中津市の山崩れで行方不明者の捜索に携わる人たちにおにぎりの炊き出しを行う女性ら(2018年4月)
      大分県中津市の山崩れで行方不明者の捜索に携わる人たちにおにぎりの炊き出しを行う女性ら(2018年4月)

     2018年4月に大分県中津市で起きた山崩れでは、地域の女性たちが連日、捜索を行う自衛隊員や県警機動隊員のためにおにぎりの炊き出しをしました。

     炊き出しは地域の複数の公民館で行われました。

     ある公民館では、30~70歳代の女性が1日5升の米を炊いて100個以上おにぎりを作りました。救出活動を続ける隊員たちの手が汚れていてもすぐに食べられるよう1個ずつラップにくるんで提供しました。

     過去の豪雨で一部住民が避難を余儀なくされた時も、避難所となった小学校におにぎりを届けたそうです。今回は山崩れの発生した日から女性たちが集まり、炊き出しを始めたようです。

     炊き出しに参加した女性は、「こまい(小さい)ことは気にせず、何かあったら地域で助け合う」と話していました。

    近所の救助で死者ゼロ

     2014年11月に起きた長野県北部地震で、被害の大きかった白馬村では、住民の助け合いで高齢者らが救助されました。

     震度5強を記録し、住宅被害が相次いだ白馬村神城の堀之内地区では、高齢者や幼児らが倒壊した家屋の下敷きになりました。

     夜にもかかわらず、近所の住民たちが、すぐさま現場に駆けつけ、ジャッキなどでがれきを持ち上げて、被災者を救い出しました。

     古くからの住民が多く、地域の人たちが各戸の家族構成を把握していたことが、犠牲者がゼロだった大きな要因と指摘する声もあります。家の下敷きになり、近所の人に助け出された人は、「ご近所のおかげで助けられた。本当にありがたい」と話していました。

    2018年05月09日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun