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受験ABC

(3)直前の心得

本番に合わせ日程管理を

 本番の試験、合格発表、入学手続きなどは数日の間に集中することが多い。特に複数の学校を受験する場合は子供にとっても親にとっても忙しい日が続くため、この時期のスケジュール管理はとても重要だ。

 「学研」教育・進学情報編集室の佐野一雄さんは、志望校が決まった段階で、本番に合わせた「受験カレンダー」を作ることをすすめている。

 毎日の予定を空欄に書き込める学校別の表を作り、試験日、合格発表日、手続き締め切り日などを時間単位で書いていくスタイルが一般的だ。カレンダーのひな型は、受験雑誌などでも紹介されている。

 「スケジュールをきちんと整理することは、第1志望校を軸に、他の併願校の受験日程を組み立てていくことにもつながります」と佐野さんは話す。

 早めに安全校を受けて「合格」を確保してから第1志望校に挑んだり、前日までの合否によってチャレンジ校や安全校などを選べたりする日程などを、試験や発表の日時をにらみながら決めていけばよい。

 ただし、あまりに欲張りすぎて、子供に負担がかかるスケジュールは避けたい。また、本命校でない学校に先に合格した場合は、入学手続きの締め切り日に注意する。他校の合否が発表されていないと、手続き金が無駄になってしまう場合もある。

 2年前に長女が中学受験をした東京・世田谷区のK子さん(46)は、1月下旬から2月初旬までの計6校の受験スケジュールを、市販のカレンダーに12月中に書き込んでおいた。

 本命校の合否によって、後日の受験校を変えられる「ダブル出願」もしたため、複雑なチャートのようになってしまったそうだが、「学校ごとに違う色のペンを使う工夫で、見やすくしました」と振り返る。

 早稲田アカデミー教務部の千葉崇博さんは、「当日の親の行動予定も早めに決めておいてください」と話す。

 試験会場への子どもの送り迎え、別の受験校の合格発表、手続き書類の受け取りなど、親も忙しくなる。こうした際の役割分担や行動予定も受験カレンダーに書き込んでおけば、あわてないですむそうだ。

(2006年10月18日  読売新聞  無断転載禁止)