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    企業の新人社員採用のポイントを人事担当者から聞きます。

    行動力と誠実な対話力…日立造船

    採用・教育グループ長  霜山浩二さん 46

    • 霜山浩二さん
      霜山浩二さん

     ごみ焼却発電施設や防潮堤、海水を淡水化するプラントを建設したり、船舶用エンジンなどを製造したりしている会社です。創業以来2002年まで続けた造船業で培った技術をベースに、再生可能エネルギーや防災システムなどに関連する事業をさらに進めていく方針です。

     中東、東南アジアなどに支店や事務所があるほか、世界各地にグループ会社を置いており、現地で働く駐在員は約100人。海外売上高は連結売上高3870億円(16年3月期)のうち3割に達します。

     今後、海外展開や新規事業にいっそう力を入れていきます。このため、国際志向が強く、指示を待たなくても自ら行動を起こすようなバイタリティーにあふれた人を採りたいですね。

     採用は技術系と事務系に分けて行っています。技術系の新入社員の7割は大学院卒です。しっかりと学び、専門性を高めておいてほしいと思います。

     事務系の社員に求めたいのは英語力。海外拠点で働く外国人社員と一緒に仕事をしたり、現地の顧客と商談したりする上で欠かせません。ただ、それ以上に重要なのは誠実な対話力です。どんな相手でもじっくり耳を傾け、自分の考えを一生懸命に伝える態度が大切です。

     面接では、学生時代の失敗体験を尋ねています。試行錯誤を恐れないチャレンジ精神を見極めたいからです。どんな挫折を味わい、どうはい上がったのか、熱のこもったアピールを期待しています。(聞き手・辻阪光平)

    ■新卒採用者数 ■3年以内離職率 ■平均勤続年数
    男154人 女17人
    (2016年度)
    4.1%
    (13年度新卒)
    男17.4年 女11.9年
    (16年3月)

     1881年にイギリス人が創業。売上高2244億円(2016年3月期)。従業員数3887人(男3620人、女267人、平均年齢42.3歳=16年3月)。本社は大阪市住之江区。エントリーシートの提出、適性検査、複数回の面接など。

     (2017年1月31日の読売新聞朝刊に掲載)

    2017年01月31日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun