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    玄関口で心をつかむ…プリンスホテル

    「ファンを増やしたい」…高橋竜さん 26

    • 「お客さま一人ひとりに合わせた案内を心がけています」と話す高橋さん(東京都港区で)=繁田統央撮影
      「お客さま一人ひとりに合わせた案内を心がけています」と話す高橋さん(東京都港区で)=繁田統央撮影

     東京都港区にあるホテル「グランドプリンスホテル高輪」で「ベル・ドア担当」として働いている。

     来館客を玄関前で出迎えたり、客室などに案内したりするのが主な仕事だ。「ホテルの第一印象を左右するのが、お客さまと最初に接するベル・ドアだと思っています。気を抜くことは許されません」と話す。

     2013年春に入社。同ホテルのベル・ドアに配属されて間もない頃、常連客に名前を尋ねてあきれられた。反省し、常連客や政財界の要人の名前や顔写真などを整理したメモを自分で作った。常にポケットにしのばせながら、一人ひとりの情報を頭にたたき込むようにしている。

     同ホテルは来日観光客の利用も多い。成田空港行きのバス乗り場が分からず、ロビーで迷っていた外国人客に声を掛け、乗り場まで案内すると、後日、礼状が届いた。「感激しました。おもてなしの心を大切にしながら仕事に励みたい」と語る。

     上司の柴崎浩樹さん(45)は「一生懸命仕事に取り組んでいる。後輩の指導なども任され、視野が広がってきた」と評価する。

     大学では観光学を専攻。就職活動でも、ホテルや鉄道関係など約40社に応募した。しかし、企業研究が十分に進んでおらず、なかなか内定に至らなかった。

     就活の指導をしてくれていた教授から「人あたりがよいので、ホテルに向いているのでは」と助言されたこともあり、4年生の4月以降はホテル業界に絞った。

     面接では、観光について学ぶ学生たちが加盟する団体の代表を務め、講演会を企画したことなどをアピールし、第1志望のプリンスホテルから初の内定を得た。

     「将来は企画部門で様々なイベントを提案し、プリンスホテルや日本のことをもっと好きになってくれるファンを増やすのが夢です」と話している。(山田睦子)

    プリンスホテル
     1956年設立。西武グループの中核企業として、国内42か所のホテルやゴルフ場、スキー場などを経営。資本金36億円。営業収益1736億円(2016年3月期)。従業員数7161人(16年3月)。本社は東京都豊島区。16年春の新卒採用者数は86人。17年春は133人を予定。

     (2017年1月10日の読売新聞朝刊に掲載)

    2017年01月10日 13時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun