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    社会に出ることを意識して活動中の大学生、前向きに働く若手社員らを紹介します。

    イベント企画し大学PR

    東京都市大2年 大坪洋人(ひろと)さん 20

    夏祭りに4000人集客

    • イベントで使う3Dプリンターを手に、「最先端の研究を社会にアピールしたい」と話す大坪さん。活動拠点は東急・二子玉川駅に隣接する複合施設内にある=武藤要撮影
      イベントで使う3Dプリンターを手に、「最先端の研究を社会にアピールしたい」と話す大坪さん。活動拠点は東急・二子玉川駅に隣接する複合施設内にある=武藤要撮影

     東京都市大の魅力を学生自身が学外にアピールする「夢キャンコミュニケーター」として、東京・二子玉川の交流スペースを拠点に、約20人のメンバーと、大学の研究技術などを紹介するイベントを開いている。

     子どもたちに、3Dプリンターでネームプレートを作ってもらったり、小型無人機「ドローン」を操縦してもらったり。特にドローンは、「マイナスのイメージもあるが、将来性のある技術だと知ってほしい」と自らが企画を発案した。

     6月には、学内のサークルや研究室の学生ら約150人の協力を得た夏祭りを開催。電動車椅子の試乗体験会などに、買い物客ら約4000人が集まった。「仲間と議論を重ねてゼロから準備する難しさがありました」と振り返る。

    知名度上げたい

     東京都市大は、武蔵工業大と東横学園女子短大が8年前に統合し今の名称になったが、「知名度はまだ低い」と感じる。昨年夏、夢キャンコミュニケーターのメンバー募集の掲示を見て加入した。大学は活動拠点の提供のほか、運営費の一部の補助などを行う。同大企画・広報室の山本卓課長は、「学生の協力で地域や社会に大学の中身を知ってもらいたい」と期待を寄せる。本人は、「企業とも連携しながら、イベントの規模を大きくしていきたい」と今後の目標を語る。

     東京出身で、幼いころから無線操縦のヘリなど機械が好きだった。中学3年で、デスクトップパソコンを1週間で作り上げた。ロボットの技術者にあこがれ東京都市大の工学部に進んだが、「学んだ技術を土台に、色んな立場の人と関わり合う仕事ができたらいい」と思う。活動を通して性格が積極的になった。海外にも友人を作りたいと今月初め、オーストラリアでの4か月間の留学に飛び立った。

    広がり見せる学生広報

    学生が大学のPRに一役買う取り組みは、各地で広まっている。

     神戸大では、2015年から「学生広報チーム」が活躍。現在は約20人が学内イベントの取材やキャンパスツアーの企画やガイド、インターネットラジオのパーソナリティーなどで、幅広く活動している。大学のオリジナルグッズの開発に携わることもあるという。

     長岡技術科学大(新潟県)は今年7月、「学生広報大使」3人を初めて任命。同大大学戦略課は「対外的な活動を通じて大学の認知度を上げてほしい」と期待を込めている。

    (松本将統)

    武蔵工業大と東横学園女子短大

     武蔵工業大は1929年創立の武蔵高等工科学校が前身で、特に工学の分野に強い。保育や家政、文学などを教えていた東横学園女子短大の前身は、38年創立の東横商業女学校。両校の統合で短大は廃止され、6学部18学科の総合大学になった。現在の学生数は約6800人。

    2017年09月05日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun