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    社会に出ることを意識して活動中の大学生、前向きに働く若手社員らを紹介します。

    店頭コピー機 さらに賢く

    富士ゼロックス 助川正人さん 26

    • コンビニに設置されているマルチコピー機の開発を担当する助川さん(東京都千代田区のセブン―イレブン麹町5丁目店で)=萩本朋子撮影
      コンビニに設置されているマルチコピー機の開発を担当する助川さん(東京都千代田区のセブン―イレブン麹町5丁目店で)=萩本朋子撮影

    顧客企業の要望様々

     コンビニに設置されるマルチコピー機のソフトウェア開発を担当する。マルチコピー機は、コピーや写真のプリントのほか、コンサートのチケット、アニメのキャラクターやスポーツ選手のブロマイド、楽譜、地図などを購入したり、住民票の写しなど証明書を取得したりできる。

     扱う商品の種類を増やすなど顧客企業の様々な要望に応える必要があり、「開発した機器が全国のコンビニで利用されることに大きな責任とやりがいを感じます」と話す。

     2016年に入社し、同年9月から今の仕事を担当する部署に配属された。最初は先輩社員の指導を受けながらの仕事で、半年ほどたったころ、ソフトウェアの導入作業を初めて任された。その際、用意された手順書に無駄な作業が多いことに気付き、手順の見直しを提案した。「作業自体は遅くなってしまいましたが、初めて見る側の視点で成果を残せたと思います」と振り返る。

    面白いサービスを

     大学では情報工学を専攻し、大学院に進学して画像認識などを研究した。「人の感覚をどうやってコンピューターに認識させるか」に興味を持ち続け、将来は関連する分野の仕事に就きたいと考えていた。

     就職活動では、エントリーシート(応募書類)を書くのに苦労した。エピソードを自分の長所にからめて表現するのが難しく、内容を整理して書くよう心がけた。学生時代に塾講師のアルバイトを6年続けたことから、面接では、バイト先の新人の指導でリーダーシップを発揮したことをアピール。海外ドラマ好きで英語学習に力を入れたことも強みだと強調した。

     富士ゼロックスへの入社の決め手は、社員が生き生きしており、若いうちから挑戦できる風土があること。「人と人のコミュニケーションを変える面白いサービスを開発していきたい」と意気込んでいる。(金来ひろみ)

    ■内定までの軌跡

     2013年1月 大学3年で合同会社説明会に参加。周囲の学生たちの熱意に圧倒され、大学院進学を決意

       15年3月 大学院1年の終わりに、自動車メーカー、通信事業会社など約15社にエントリー

       15年4月 富士ゼロックスの説明会で社員の人柄にひかれる

        5~7月 研究の合間に大学で面接の練習を重ねる

          7月 富士ゼロックスから内定を得て就活を終える

    ■富士ゼロックス

     1962年創立。複合機やプリンターの製造・販売などを行う。本社は東京都港区。売上高7241億円(2017年3月期)。従業員数8172人(17年3月)。成長と変化に挑み、自ら考え行動する人材を求める。17年4月の新卒採用者数は104人。

    2018年02月20日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun