<速報> 鳥取連続不審死、上田美由紀被告の死刑確定へ…最高裁が上告棄却
    
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    「生協の白石さん」として知られる大学生協職員が、大学生活全般についてアドバイスします。

    ポテチは箸でつまむもの

    • イラスト・池田亮
      イラスト・池田亮

     珍しくレジに立つと、顔見知りの学生が、袋入りのポテトチップスを買いに来ました。学内で勉強しながら、食べるとのこと。「僕ら学生の本分は勉強なので、生協も値段を勉強してほしい」と軽口をたたくので、私も「1円たりともまけはしない」と応戦した直後のことです。

     「あ、割り箸、付けてください」。軽口の続きと思い込み、「お箸の国の人といえどもほどがある」と切り返したところ、「こちらは本当にお願いしたい。本をポテチの油で汚したくないから」と言うのです。

     他の学生にも聞いてみたところ、箸でスナック菓子をつまんで食べるのは、ごく自然らしいのです。大学時代の私なんぞ、本に菓子の油が付こうがお構いなし。油のシミをしおり代わりにしていたのに。大人が思いもつかないところから、新しい文化ののろしは上がるようです。

     思えば、私より前の世代の若者は「歩きながらハンバーガーを食べるなんてはしたない」と年長者から批判されました。しかし、今やとがめる人はほとんどいません。スナック菓子を箸でつまむ行為も、従来の箸の使い方からすれば奇異に映りますが、衛生的にも思えます。清潔好きの今の若者を象徴する新文化として定着するか、ぜひ見守っていきたいと考えています。(白石昌則・東洋大生協白山店長)

    2017年05月16日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun