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    「生協の白石さん」として知られる大学生協職員が、大学生活全般についてアドバイスします。

    外見が心持ちを変える

    • イラスト・池田亮
      イラスト・池田亮

     企業に提出するエントリーシートや履歴書につきものなのが顔写真。各大学生協では毎年、その撮影会を開いていますが、最近は撮影前にプロにヘアメイクやスキンケアをしてもらえるプランが男子学生にも人気です。

     私が以前働いていた店で、何回か就職対策セミナーを開いた折、ヘアメイク講座を実施しました。セミナーの事務局を担当していた男子学生に、ヘアメイクの「ビフォー(前)」と「アフター(後)」の違いがわかるよう、モデルになってもらいました。参加者が見守る中、どことなく丸かった彼の顔が細長い感じになり、みるみるうちに引き締まっていきました。大阪弁で言うところの「シュッとした」顔立ちに変わったのです。

     友達にはやし立てられ、はにかんでいた彼も気を良くしたのか、その日から「アフター」の髪形にチェンジしました。彼の言動にすぐに変化が表れたわけではなかったのですが、それまでリーダー不在だった事務局は、いつの間にか彼が中心となって運営されるようになりました。

     人を見た目で判断できないのはもちろんですが、時に人は自身が納得する外見を得ると、心の中で一皮け、話す言葉の説得力などが増すこともあるのだ、と妙に納得できました。(白石昌則・東洋大生協白山店長)

    2017年08月15日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun