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    「生協の白石さん」として知られる大学生協職員が、大学生活全般についてアドバイスします。

    君たちは自然体で柔軟

    • イラスト・池田亮
      イラスト・池田亮

     「今の学生と、ご自身が学生だった時との違いは何だと思いますか」。そんな質問を受けるたび、自分も年をとったものだと感じます。

     我々がしたり顔で語る前に、今の学生は自分自身について、どう思っているのか。数年前、大学生協主催の就職活動の準備セミナーで、参加した学生たちに聞いたことがあります。

     出てきたのは「草食系」「打たれ弱い」「コミュニケーションが苦手」など、ネガティブな言葉のオンパレードでした。

     しかし、少なくとも彼らからは、そんなネガティブなイメージは感じられません。それは、大人たちが評したことをどこかで見聞きし、そのまま言っているだけで、彼らの実感とは異なっているのだと気付きました。

     実際、学生たちは、マイナスの要素が強いイメージでくくられることに対しては「ものすごく嫌」と口をそろえていました。

     謙遜の美学が根強い日本では難しいかもしれませんが、いつの日か若者が自身の世代を語る際に、ポジティブな言葉が先に出るためには、それを評する大人の先輩の役割が重要かと思った次第です。私は今も昔も、学生は根本的には変わっていないと思います。強いて挙げるならば「自然体で柔軟」。そう思って応援しております。(白石昌則・東洋大生協白山店長)

    2018年03月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun