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    大学生の就職活動に関する最新のニュースや話題を紹介します。

    売り手市場 動き早める中小企業

     2018年春卒業予定の大学生の就職活動が本格化するなか、中小企業による採用活動が活発化している。昨年は大企業の採用が終盤となる夏頃に本格化したが、学生優位の「売り手市場」の傾向が強まっていることから、採用活動を早めた中小企業もある。(佐藤寛之)

    合同説明会 社長自ら自社アピール

    • 東商が開いた合同説明会で学生に熱心に語りかける中小企業の社長ら(3月17日、東京都内で)=大石健登撮影
      東商が開いた合同説明会で学生に熱心に語りかける中小企業の社長ら(3月17日、東京都内で)=大石健登撮影

     中小企業の社長らが自ら出席する合同説明会「東商社長ラボ」(東京商工会議所主催)が3月17日、東京都内で開かれ、31社が参加した。集まった学生は約60人。「社長とじかに話せ、魅力を感じた」などの声が上がり、手応えを感じた経営者もいた。

     電線・ケーブルメーカーの「新光電気工業」(大阪市)は、17年卒の採用活動を昨年8月から始めたが、今年は3月からスタートさせた。田中大登ひろと社長(59)は「今春入社するのは2人のみ。早くからアピールしないと学生の目に入らない」と、参加理由を打ち明けた。

     防水工事会社「マサル」(東京)の操上くりがみ悦郎副社長(53)は「高層ビルの工事を多く手がけているが、学生からの認知度は低い。前年以上に売り手市場なので、積極的に動く必要がある」と話した。

     東商は会員の中小企業の危機感を背景に、従来5月頃から開いていた「社長ラボ」の開催を3月に繰り上げた。担当者は「優秀な人材が大企業に流れる前に、経営者が直接訴える場を作りたかった」と説明する。

     就職情報会社「ディスコ」が今年2月、企業に18年卒採用について尋ねた調査でも、従業員300人未満の474社のうち、「4月までに面接を始める」は65.6%で、前年2月の調査より10.6ポイント増加。「5月までに内定を出す」も62.1%で、11.0ポイント増えた。中小企業の採用活動は確実に早まっているようだ。

    学生の半数以上が大企業志向

     ただ、学生の大企業志向は根強い。就職情報会社「アイデム」が18年卒予定で民間企業への就職を希望する大学生・大学院生660人に尋ねたところ、2月1日の時点で、志望先について「大企業」または「どちらかと言えば大企業」と答えた学生は52.6%いた。「中小企業」または「どちらかと言えば中小企業」と答えた学生は20.9%にとどまった。

     ディスコの武井房子・上席研究員は「中小企業にも優良な会社は多い。学生は大企業だけでなく、中小企業にも目を向けて」と呼びかけている。

    2017年04月04日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun