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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    「合説」は聞くだけじゃない

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     いよいよ就職活動が解禁され、合同企業説明会、略して「合説ごうせつ」が始まります。学生からは「合説に行く意味があるのですか」と尋ねられます。大規模になると、騒々しい中で各社の説明も聞き取りにくく、疲れるだけというのです。

     とはいえ、複数の企業を効率よく回れるという長所もあります。企業のブースでは、最前列の席に陣取りましょう。しっかり話が聞き取れる上、社員の動きを観察することで、社内の雰囲気がつかめるかもしれません。人気企業では、説明後に社員を捕まえて質問をするのも手です。個人的な接点を作ろうと、積極的に活用している学生もいます。

     「閑古鳥ハンター」と呼ばれる学生もいます。あえてすいているブースに飛び込んでいくのです。隠れた優良企業に出会えるかもしれませんし、じっくり話し込むことで、コミュニケーション能力を磨くトレーニングにもなります。

     合説は業界や会社規模を絞ったもの、女子学生限定のものなど様々あります。オススメは、大学のキャリアセンターが学内で開く合説など、自分が通う大学の学生だけを対象にしたものです。その大学をターゲットに考えている会社が集まっているからです。同じ大学出身の社員が来ている場合もあるので、有益な情報を入手しやすいでしょう。

    2017年03月07日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。