<速報> 鳥取連続不審死、上田美由紀被告の死刑確定へ…最高裁が上告棄却
    
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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    募集の背景を確かめよう

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     低価格を強みとしていた旅行会社が突然、経営破綻しました。先月下旬の出来事です。4月1日に入社するはずだった学生たちは内定を取り消され、さぞかし戸惑ったことでしょう。

     私が会社で営業マンをしていた頃、隣の課が担当する大口の取引先が突然倒産。課長と若手の同僚が慌てて出かけていった様子をよく覚えています。同僚にとって、債権者集会に参加したのは強烈な体験だったようです。

     このように社会人でも破綻の兆候を必ず見抜けるわけではありません。ですが、学生の皆さんでも、企業研究を注意深く進めれば、兆候のようなものをつかめる可能性はあります。

     会社説明会などで確かめてほしいのは、募集の背景です。例えば、業績が急激に伸びている会社なら、一体どんなビジネスモデルなのか、強みは何なのか、本当に事業として成り立つものなのか、質問しましょう。強引な経営でトラブルが頻発していたり、働いている社員が疲弊していたりするかもしれません。社員の平均残業時間や離職率なども尋ねましょう。回答に納得できないのなら、志望先から外すべきです。

     「そんなことを聞いてよいのか」と思うかもしれませんが、企業も人材獲得のため情報開示に努めつつあります。ぜひ募集の背景を確認するようにしましょう。

    2017年05月02日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。