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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    視野を広げてみよう

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     「志望する業界をなかなか絞れない」。そんな悩みを抱える人も多いでしょう。

     就職活動の志望先は、決まりかけては軌道修正することの繰り返しで絞られていくものです。業界を絞ること自体が目的化して、視野が狭くなっていませんか。

     一つの業界には、リーダー的な企業、それに次ぐ企業、後を追う企業、特定分野で独自の地位を築く企業の4パターンがあるとされます。

     自分が入りたい会社があるなら、その会社の位置づけを把握し、他の業界で同じような会社を探すと肌に合う可能性があります。

     また、他の業界で、組織の風土が似ている会社を探す方法もあります。スピード感があるか、前例にとらわれるタイプか、仕事の質へのこだわりが強いかどうか、チームと個人のどちらを大切にするか、などが着眼点になります。

     もちろん、同じ業界内で、会社を比較するなど、掘り下げて調べることも大切です。

     色々見た上で、結局は、元々興味のあった業界や会社に回帰するかもしれません。

     でも、他の分野も見た後だと、理解がより深まっているはずです。志望先を急いで絞ろうとする前に、あえて寄り道をすることが、納得のいく業界・企業研究につながるでしょう。

    2017年11月28日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。