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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    フットワークを大切に

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     「御社の都内の店舗、30店をすべてまわってきました」「ここ数年の御社について取り上げた新聞記事を、すべて読んできました」「御社に入社した際、営業でアプローチしたい企業の社員の名刺を100枚、持ってまいりました」

     就職活動で学生が企業の内定を勝ち取った一言です。説得力を持たせるため、記事の内容を説明したり、名刺の現物を見せたりしたそうです。これだけのフットワークがある学生は、企業としてぜひ採りたい人材でしょう。

     志望企業への熱意を選考でどう伝えたらいいか、悩む学生がいます。大学3年生はまだ時間がありますから、誇れる点を今から作ってもいいでしょう。作るといっても「盛る(大げさに言う)」のでなく、きちんと調べるのです。

     例えば、消費者向け商品のメーカーを志望するなら、商品を扱う店舗に足を運び、売り場でどのように置かれているか、同業他社の商品と比べた特性や価格などをチェックします。

     売り場を持たない企業の場合は、大学の図書館のデータベースなどで、関係する新聞や雑誌の記事を探して読むのもおすすめです。

     選考では、これらの作業で気付いたことを、調べた方法も含めてアピールすれば、採用担当者の印象に残るでしょう。フットワークの軽さを大切にしましょう。

    2017年12月26日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。