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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    人気企業以外も選択肢に

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     「志望先を出版社だけに絞って苦戦。正社員には採用されず契約社員になった」「大手不動産会社2社を受けたが不採用。就職浪人した」

     学生優位の「売り手市場」が続く中、志望先を人気企業に絞り込みすぎて、うまくいかなかった声をよく聞きます。人気企業の倍率は200倍を超えることもあり、売り手市場だからといって、誰でも入社できるわけではありません。

     すべて不採用となり、他の企業の応募受け付けが終わっていたら、内々定ならぬ「無い内定」になる恐れがあります。受ける企業の持ち駒がなくならないよう、リストアップをしておくことが大切です。

     志望業界の中で、シェア(占有率)が低い企業は人気がないかもしれません。でも独自の地位を築いた優良企業も存在し、大手より自分に合った会社で、やりたい仕事ができる可能性があります。リストに入れておきましょう。

     自分が通う大学で開かれる業界研究セミナーに参加する企業や、先輩たちを採用した実績のある企業もリストの候補になります。その大学の学生を採用する意欲が高いからです。セミナーや採用実績の情報は、キャリアセンター(就職課)に聞けばわかります。先輩の話を聞けるので、企業研究もしやすいでしょう。

    2018年02月27日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。