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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    「何か違う」なら、理由を探る

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     大学の教え子から、「いま受けている会社は何か違う」と相談を受けました。

     「この会社でやりたいことがある」と志望したはずだったのに、途中から「何をやるかよりも、挑戦でき、成長できる組織で働きたい」と思うようになったというのです。

     こうした「違和感」を持ったまま、就職活動を進めてしまう学生が少なくありません。企業側から「当社を志望していた学生が突然、内定を辞退した」という話をよく聞きますが、学生の違和感が原因だった可能性もあります。

     就職活動は、自己分析と業界・企業研究の繰り返しです。その過程で「何か違う」と感じるのはよくあることで、そのまま就活を進めることはお勧めできません。

     違和感を持ったら理由を突き止めましょう。会社説明会、OB・OG訪問、面接などの場で自分の疑問をぶつけてください。特に少人数の社員との面談などは、違和感の理由を知る場として有効です。「御社で優秀だと呼ばれる人はどんな人ですか?」「御社らしさとは何だと思いますか?」と組織風土を改めて確認したり、同業他社との違いを聞いたりすると有効です。

     選考が予想以上に進み、内定が出てから戸惑うのではなく、早めに違和感と向き合ってほしいと思います。

    2018年04月24日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。