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    女子学生の就活について、女性キャリアコンサルタントが解説します。

    肩の力抜いてさあ一歩

    • イラスト・藍原真由
      イラスト・藍原真由

     「自分が働いているイメージが湧きません。志望企業を探さなくてはと思いつつも、なんだか取りかかれません」――私が主宰する就職活動対策講座に参加した女子学生から相談を受けました。彼女は人嫌いでも、引きこもりでもありません。カフェでアルバイトをしているし、演劇のサークルにも入っています。

     ところが、「就職はバイトとは違う。働くなら一生やりたいことで」と重く受け止めすぎ、就活に対し、ためらいが生じてしまったようです。彼女のように、就活で最初の一歩が踏み出せない学生は少なからずいます。まずは肩の力を抜くことが大切です。

     私は彼女に「業界研究セミナーなどに行き、興味を持った会社のブースをのぞいてみたら」とアドバイスしました。もともと食べることが好きな彼女。さっそく出かけると、自然と食品会社の前で足が止まりました。担当の社員がイキイキと説明する様子に、「自分もあんなふうに働けるのかな」と、ちょっと心が軽くなり、他社のブースも見て回ったそうです。

     まもなく会社説明会が解禁されます。いつまでも一人で考えていても仕方ありません。合同説明会に参加し、いろいろな社会人に話を聞いてみましょう。そこから見えてくるものがきっとあるはずです。

    2017年02月28日 14時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    上田晶美  (うえだ・あけみ
     キャリアコンサルタント。株式会社「ハナマルキャリア総合研究所」代表。1983年早稲田大卒。約10年間、企業で人事、広報などを経験後、94年、出産を機にキャリアコンサルタント活動を開始。就活生を個人指導するかたわら、全国各地の大学で講演を行っている。働きながら3人の子供を育ててきた経験を生かし、企業の女性活躍推進に向けた研修などでも講師を務める。