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    女子学生の就活について、女性キャリアコンサルタントが解説します。

    真剣勝負 受けて立とう

    • イラスト・藍原真由
      イラスト・藍原真由

     先日、ある企業の3次面接を受けたN子さん。「あれは『圧迫面接』でした」と憤ります。圧迫面接は、高圧的な態度で意地の悪い質問をし、その対応をみるのが一般的です。国が公正な採用活動を指導しているため、企業も配慮し、和やかな面接が増えたと思っていたのですが。

     N子さんに「圧迫」と思った理由を聞くと、「面接官はニコリともせず、冷たい目で厳しい質問をしてきたから」。ウーン、これだけなら圧迫面接と言えるか、ちょっと微妙な感じです。

     最近の学生は、面接官が優しく質問してくれるのが当たり前と思うようになっています。このため、質問が少しキツイだけで、「圧迫」ととる学生が増えているようです。しかも、男子学生に比べて、アルバイト先の上司やサークルの上級生から厳しく叱られるなどの経験が少なくなりがちな女子学生は「打たれ弱い」傾向がみられます。

     面接は真剣勝負の場。企業は社の将来を託す人材を採ろうと必死です。そのためには突っ込んだ質問をするし、表情も厳しくなるでしょう。

    学生も「受けて立つ」という気概が必要です。少々のことにはひるまず、堂々と話すよう心がけてください。就職活動も終盤に向かいつつありますが、納得がいくまで全力を尽くしてほしいと思います。

    2017年07月18日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    上田晶美  (うえだ・あけみ
     キャリアコンサルタント。株式会社「ハナマルキャリア総合研究所」代表。1983年早稲田大卒。約10年間、企業で人事、広報などを経験後、94年、出産を機にキャリアコンサルタント活動を開始。就活生を個人指導するかたわら、全国各地の大学で講演を行っている。働きながら3人の子供を育ててきた経験を生かし、企業の女性活躍推進に向けた研修などでも講師を務める。