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    女子学生の就活について、女性キャリアコンサルタントが解説します。

    内定「保留」はマナー守って

    • イラスト・藍原真由
      イラスト・藍原真由

     「内定を保留にしていた会社から、内定式の案内が来ました。どうしたらいいでしょうか」

     採用の正式内定が解禁される10月1日の直前、ある女子学生から、そんな相談が寄せられました。選考を受けた2社からメールで内定の連絡を受けていたのに、入社に迷い、どちらにも全く返事をしていなかったそうです。

     内定を得たとき、他の企業の選考状況などを考えて「返事を待ってほしい」とお願いすることはあります。でも彼女は、無料通信アプリ「LINE」の「既読スルー」と同じ感覚で、「返事を保留している」と思ったようです。

     LINEではメッセージを読むと相手の画面に「既読」と表示されますが、メールの場合、相手がメッセージを読んだかどうか、通常はわかりません。大変な迷惑をかけていたのに、まだ「内定者」とみてもらっているだけ、ありがたいというものでしょう。

     彼女には、「保留」にしていたもう1社も含め、入社の意思の有無を早く決断し、連絡するようアドバイスしました。

     「売り手市場」が続く中、内定を得た企業に対する学生のマナーの悪さが目立ちます。迷ったときは、キャリアセンターなどに相談し、出来るだけ早く返事をすべきです。

    2017年10月24日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    上田晶美  (うえだ・あけみ
     キャリアコンサルタント。株式会社「ハナマルキャリア総合研究所」代表。1983年早稲田大卒。約10年間、企業で人事、広報などを経験後、94年、出産を機にキャリアコンサルタント活動を開始。就活生を個人指導するかたわら、全国各地の大学で講演を行っている。働きながら3人の子供を育ててきた経験を生かし、企業の女性活躍推進に向けた研修などでも講師を務める。