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    女子学生の就活について、女性キャリアコンサルタントが解説します。

    自己分析に時間かけ過ぎず

    • イラスト・藍原真由
      イラスト・藍原真由

     「自己分析を徹底的にやりたいんです」

     女子学生から相談が来ました。3月に企業の採用広報が解禁され、大学3年生らの就職活動が本番を迎えました。でも、この女子学生は、これまで取り組んだ自己分析では「物足りない」と感じているようです。

     彼女は、先輩からも「自己分析が一番大事だ」と言われたそうです。きまじめな女子ほど、自分がどんなタイプの人間か、細かく分析しないと先に進めない傾向が見られます。

     特に顕著なのは、自分の長所や強みだけでなく、短所や弱みまで自己分析で細かく掘り下げたいと思うことです。

     長所などを把握すれば、それが発揮できる仕事や業界を決めるのに役立ちます。選考でもアピールできるでしょう。

     短所なども面接で聞かれることがあります。その場合、「慎重すぎるのが欠点なので、行動を早くするよう心がけています」などと、短所も長所にする努力をしていると答えるのが一般的です。ただ、自分の短所や弱みそのものが、就職先の選択にストレートにつながるとは思えません。

     自己分析に時間をかけすぎるのは考えものです。就活を成功させるため何が必要か考えながら進めましょう。

    2018年03月20日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    上田晶美  (うえだ・あけみ
     キャリアコンサルタント。株式会社「ハナマルキャリア総合研究所」代表。1983年早稲田大卒。約10年間、企業で人事、広報などを経験後、94年、出産を機にキャリアコンサルタント活動を開始。就活生を個人指導するかたわら、全国各地の大学で講演を行っている。働きながら3人の子供を育ててきた経験を生かし、企業の女性活躍推進に向けた研修などでも講師を務める。